2024年12月19日

生きとし生けるものが幸せでありますように

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●『仕事でいちばん大切なこと (スマナサーラ長老クラシックス)』(アルボムッレ・スマナサーラ 著)より


(朝の通勤地獄にて)慈しみの心以外は持ってはいけません。


これ以外に、通勤地獄をしのぐ方法はないのです。


新幹線も含め、都心の電車はもう、ダイヤのぎりぎりまで運行できる電車を増やしています。
そうそう電車が増発されることもないでしょう。


物理的な工夫が限界に達しているのですから、あとは心をコントロールするしかありません。


怒りや憎しみなど、暗い思考を持たないこと。これが大事です。


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では、慈しみの心を持つためにはどうしたらいいのか。


これには、すばらしい方法があります。
次のように、心の中で念じればよいのです。


「生きとし生けるものが幸せでありますように」  


これこそが幸福の呪文です。


唱えれば、唱えるほど幸福になります。
難しい理屈は考えなくても、実践していればその効果はわかるはずです。


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【コメント】


難しいことを考えるのではなく、他者の幸せを願う。


そのシンプルで透明な心が、日常を潤す秘訣なんでしょうね。
全く別のところからも、そういう話しを聞いたり、読んだりしたことがあります。


私は、「周りの人たちの幸せの平均値が、自分の幸せの数値」だと思っています。
厳密に数値化できるものではないのですが、少なくともそう考えています。


そうすると、相手を思いやる気持ちが自然と湧いてきます。

Posted by kanzaki at 07:08
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