●『自分を強くする動じない力―――面白いくらい実力を発揮していく7つの法則』(荒谷 卓 著)より
とはいえ、何も「根性論で克服せよ」と言うつもりはありません。
では、どうすれば動じない状態にもっていけるのか。
まず大切なのは、「最終的にどんな目的を達成したいか」を具体的に描くこと。
先に、与えられたミッションを「自分の人生の目標」に落とし込める人は、極限の緊張状態でさえ超えていけるとお話ししましたが、動じないためには、何よりもこの目標の明確化が大事です。
誰しも経験があると思いますが、どこがゴールかがはっきりすると、そこに迷うことなく向かっていけるので、つまらない不安やストレスを抱え込まなくてよくなります。
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学校や資格の受験であれば、志望校や資格のレベルが決まっていると、その学校や資格試験の出題傾向を調べたり、過去問題集を解いたりと、積極的な準備をしていけます。
そうしてなすべきことを着々とやることで実力が身につきますし、本番のときに必要以上に緊張することはありません。
この「目標を明確にすること」を、軍事作戦などでは「エンドステート(end state)を描く」と言い、特に重視します。
エンドステートとは、最後の状態、つまり、最終的に成し遂げるべき状態のことです。
「最終目的地」と言ってもいいでしょう。
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エンドステートをしっかりと描けていれば、事前にすること、また、本番で起こりうるさまざまな事態を想定して準備しておくことが見えてくるのです。
特に「予定通りにいかなかったらどうするか」を考えておき、いくつかの「ルート」を頭に入れておくことは、無用なパニックを防ぐために重要です。
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普段の仕事でも、「この仕事のエンドステートは何か、仮に思った通りにならなかったらどうするか」を考えるクセをつけることは、その人の仕事の幅や奥行きを広げるうえで大いに役立つでしょう。
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【コメント】
「動じない人間」になりたいものです。
年齢を重ねたら自然にそうなると思っていたのですが無理でした。
ちゃんと意識しないと駄目なようです。
「目標を明確にすること」・・・・・・・確かにこれを決めると、具体的な計画が立てやすくなりますね。
目標を頂点に、ピラミッド型に末広がりの裾野が出来上がります。
やっているけれど、動じないとまではいきません。
単純に、自分への期待値が高すぎるのでしょうかね。
自分で自分を追い込んでいるのかも。
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