●『0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための』(伊藤 羊一 著)より
※直感は誰にでも使える
直感やひらめきは、事実やデータとは関係なく生まれるというイメージがあるかもしれませんが、実は膨大な情報を無意識に整理して生まれるのではないかといわれています。
将棋の羽生善治九段は『直感力』という本の中で、「直感の7割は正しい」と言っています。
棋士は1つの局面の中で、あらゆる指し手の検証を行ないながら駒を進めますが、そうした経験の積み重ねから、無意識に浮かび上がってくるのが直感だというのです。
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新入社員にしたって、すでに長い間生きてきて、いろんな経験をしているわけです。
だからその経験に基づいた本能と直感で、ひとまずの意見を言うことはできるはずです。
正しい、間違っている、ではありません。
仮説を立てる、結論を出す、意見を言う、ということをしてみるのが大事なのです。
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繰り返しますが、自分の直感を信じて、まずは方向性をつけてみることが大事。
もちろん、最初は、直感に自信が持てないとか、そもそも直感が出てこない、ということもあろうかと思います。
また、直感で仮説を立てて結論を説明したら、上司にコテンパンにされることもあるかもしれません。
それでもいいのです。
それでも、直感で仮説を出そうとする。
そうして、無理やりにでも仮説をひねり出し、その仮説から結論を出し、その結論に基づいて動いてみる。
それを繰り返すから、本当の自信につながっていくのです。
そのプロセスを踏んだ回数だけ、「仮説力」は高まり、結果として動けるようになっていくのです。
だとしたら、最初はどんなにイマイチでも、直感を大事に、踏み出すしかないのです。
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【コメント】
本当、仕事って「正解が無い」ですよね。
目標到達に向かうプロセスにマニュアルはありません。
自分で考えていくしかありません。
ある意味、怖いものです。
比喩ですが、新幹線の場合、指定席を取って、その指定した時刻に指定した座席に座れば目的地へ着きます。
これが車での移動の場合、ルートは無数にあるし、ミスれば事故につながります。
しかし自由が効くので、なにかと予定を組みやすい。
割りかし、仕事に通ずるものがあります。
正解の無い仕事は、本当に不安も多いです。
しかし、直感で「根拠のある仮説」を立て、それをもとに計画を練る。
少しずつですが、やはり進展していくものです。
恐怖を前に、己の直感を信じて進みましょう。
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