●『恐れることは何もない (スマナサーラ長老クラシックス)』(アルボムッレ・スマナサーラ 著)より
たとえば、自分の子どもたちと別々な生活をしているのはもの凄く幸福なのです。
それで、せっかく静かな環境になったのだから、心も身体も静かにする。
無駄話をやめる。
しかし、これはたいへん難しいのです。
でも、難しいことをやればやるほど、どんどん元気が湧いてくる。
どんどん頭が冴えてくる。
どんどん頭が冴えてくればくるほど、身体も元気になるのです。
人間は静かにしていると、八十歳、九十歳になっても、もの凄く元気で生きていられますよ。
ところが、五十代になって「あっち痛い。こっち痛い。腰が痛い」などと言って嘆くのは、心が暗いからなのです。
心が暗くなる原因は自分にあって、「寂しいなあ、ひとりでいるなあ、だれもいないなあ、面倒を見てくれないかなあ」と嘆いてはいろいろな問題をつくってしまうのです。
そういうのはやめたほうがいいのです。
ひとりになるのはほんとうは素晴らしいことなのです。
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「無駄話は言わない」と決める。
「ただ必要な要件だけ喋って、それで終わります」と決心したら、そこにはかなり頭の脳細胞を刺激する要素が生まれます。
必要なことを最小限に喋ってみるという訓練は、もの凄く脳細胞を活性化するのです。
それでもう身体も元気になります。
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【コメント】
老後になにもしていないと、体力・気力が無くなり、認知症になりやすいというイメージです。
上記ですと、その逆ですよね。
「心も身体も静かにする」というのは、また違う意味なのでしょうか?
下品にならないように、清潔感のある着衣、食事、暮らし方をする。
下品にならないように、人の悪口・生活の愚痴を言わない。
そういうことなのかな?
悪口・愚痴を言わないだけでも、かなり口数が減ると思います。
普段の人間の行為に占める割合はかなりのものですからね。
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