●『すべての罪悪感は無用です (扶桑社BOOKS)』(斎藤 学, [構成]木附 千晶 著)より
欲望というものは、決してなくなることがありません。
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「おとな」と「子ども」の自分のバランスをとって生きることができる「おとなの能力」が必要です。
では、「おとなの能力」とは何でしょうか。
私は
「現実検討の能力」
「衝動をコントロールできる能力」
「自分を肯定できる能力」
「いいかげんにやれる能力」
「他人と共感できる能力」
の5つに分けて考えています。
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自分の不完全さを含めて、今の自分をそのまま肯定できる能力は、安全でよい人間関係をつくっていくために不可欠です。
自己を肯定できる人は、自分は他者に受け入れられ、愛されていると感じています。
ですから、人から何か言われたり、自分に欠点が見つかったりしても素直に認め、改められる部分は改め、そうでない部分は「まぁ、しょうがないか」と思いながら生きていけます。
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「いいかげんにやれる能力」とは、今すぐすべきことと、次にすべきことの優先順位の区別がつけられるということです。
注意深く完全をねらってするべき仕事と、直観力でおおまかな見通しをつける仕事も見分けられます。
これは、最も高度なおとなの能力と呼んでいいでしょう。
世の中で目立った業績をあげている人は、たいていこの能力に恵まれているのです。
一方、才気や能力に恵まれながらも、その努力を空転させている人というのは、この能力が欠けているものです。
今やれることを一つだけ決めて、失敗してもいいからやってみる。
いい加減でいいからやってみる、ということが大切です。
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【コメント】
優先順位の判定は大切ですね。
確かに大局を見極めるには大切なもの。
人間はパソコンのようにマルチタスクはできません。
マルチタスクでやるということは、集中していたものを強制的に途切れさせ、別の方向へ集中させること。
ものすごくエネルギーが必要で、負荷がかかります。
どれか一つに集中している間、他のことも気になります。
すごく不安になります。正直。
けれど、一点集中でやってみてください。
その方が結果的に効率よく、早く終わらせられます。
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