2025年03月12日
「エレベータートーク」と「ホールパート法」〜話を短くまとめて相手に伝える方法
●「数字」のコツ―――商談・会議・雑談でなぜか一目置かれる人が知っている(著：山本峻平)より
ビジネス上の会話では、１つの話すターンは 30 秒にまとめることを心がけましょう。
なぜなら、 自分の話の内容は７％しか相手に伝わっていないからです。
「メラビアンの法則」 というコミュニケーションの法則があります。
これは、聞き手は話し手の何から情報を受け取るのかを表したものです。
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メラビアンの法則では、これらの３つの情報のうち、人に影響を与える割合が �� 言語情報７％、 �� 聴覚情報 38％、 �� 視覚情報 55％であるとしています。
メラビアンの法則からは、対面で人に物事を伝える時には、表情や服装などの見た目や声の調子などにとにかく注意し、話そのものは短く簡潔に伝えることが大事だということが学べます。
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話を短くまとめて相手に伝える方法には「エレベータートーク」と「ホールパート法」という２つの方法があります。
「エレベータートーク」 は、同じエレベーターに乗り合わせた 30 秒程度の短い時間の中で、自分の思いやアイデアを相手にわかりやすく簡潔に伝える技術です。
30 秒で自分の考えを伝えるには、 結論から話し始めるのがポイント です。
提案するアイデアを実現すればどうなるのか？ という結論から伝えるほうが、聞き手のストレスは少なくなります。
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自分の考えを相手に的確に伝えるには、伝えようとしている話の全体像を相手と共有することが重要です。
その場合は、「ホールパート法」 というテクニックを使いましょう。
これは「Whole-part」という表記の通り、全体から部分という意味です。
つまり、ホールパート法とは、まず全体像を話し、そのあとに部分を話すということです。
�� 全体像：「話したいことは全部で３つあります」
�� 結論：「結論から申し上げますと、御社の売上 10％向上が見込めるということです」
�� 部分：「１つ目の方法は〜、２つ目の方法は〜、３つ目の方法は〜」
このように話せば、相手も話の内容を頭の中で整理しながら聞けるのです。
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【コメント】
仕事の場で、未だに結論から話さない人がいます。
結論までが長い。
文章でもそう。
そして、やっと最後に出てきた結論が、しょうもないものだったりすると落胆します。
そもそも、簡潔に話せない人は、自分自身の中で考えが整理できていない場合が多いですよね。