●ロジカル・プレゼンテーション ― 自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」(著:高田貴久)より
※パワポ等でプレゼンする方法に書かれた本
メッセージとは、スライド上部に書かれた「最も伝えたいこと」である。
本文をすべて読まなくても、各ページに書かれている「メッセージ」さえ順に読めば、提案書全体で何が言いたいかが伝わるようにしなければならない。
メッセージは「トピックセンテンス」と呼ばれる三行程度の文章にまとめ、上段部に書くのが一般的である。
また、特に言いたいことを強調する場合には、「ボトムセンテンス」と呼ばれる一〜二行程度の文章を最下部に書くこともある。
ボトムセンテンスはすべてのスライドに用いられるわけではない。
メッセージのないスライドを見せられると、見る側はスライド全体を読み、「相手が何を言いたいのか」を必死で考えなければならないからだ。
提案する場合は、提案する側が「説明する」のが当然だから、相手に考えさせる姿勢はお勧めできない。
「すべてのスライドにメッセージをきちんと書く」という姿勢を持つことで、必然的に不要なスライドが削除され、全体のストーリーに締まりが出るのである。
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【コメント】
プレゼンにせよ、稟議書・企画書にせよ、短くわかりやすいものが好ましいです。
ボリュームで言えば、A4コピー用紙1枚(せいぜい、補箋を付けて2枚)。
これ以上だと、役員や専門知識のない人は理解するのに苦労します。
受け手側が理解に苦労するようなものは、当然NGです。
これを意識するだけで、随分と洗練されます。
いかに良作であろうと、3時間以上もある映画をあなたは観ますか?
内容より、トイレの方に意識が回ってしまいます。
それと同じです。
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