●みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと。(著:岩井俊憲)より
過去のミスや失敗、事故を、「目的」を考えることなしに、「なぜ」で追求することには弊害もあります。
「なぜ」は「相手を責める言葉」に聞こえがちなのです。
「なぜミスしたの」「なぜ遅刻したの」「なぜこの仕事ができないの」と言われると、責められているような気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
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失敗やミスに対して「なぜ」という言葉を向けるのはやめてみましょう。
「なぜ」の代わりに大切なのが、「何のために」と目的を聞くことです。
あるいは「どうやって」とやり方を聞くことです。
この二つは、どちらも未来に活かすための質問です。
「何のために遅刻をなくしたほうがいいか」
「どうやってミスを減らすか」
「どのようすれば、この仕事はうまくまわるようになるか」
「なぜ」とできない理由を聞くよりも、「どうやって」できるようになるか、「何のために」できるようになりたいかを聞く。
このほうが未来志向で、建設的です。
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注意のしかたとして、二つのポイントがあると思っています。
一つめは、「怒りを覚える」といっても、 怒りをそのまま表してはいけません。
注意するときは怒りをともなってはいけないのです。
「そっちに行くな」と怒鳴るのではなく、「こちらの道に進んだほうがいいのではないでしょうか」とシンプルに、ただ提示することです。
二つめは、 注意をするとともに「期待を示す」ことが大事です。
「あなたには期待しています。でも今の状況では、少しその期待には足りていないのです」
「あなたならやれると思っています。しかし、現時点では、まだできていないといえます」
と伝えるのです。
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【コメント】
怒りを表に出さないようにする。
これが一番大切で、最も困難かもしれません。
感情を抑えるのって難しいですよね。
いろんな本を読んだけれど、克服できていません。
せめて、「なぜ」で攻めるのだけは抑えようと思います。
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