●仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか?(著:越川 慎司)より
本書のタイトルは 「仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか?」 となっています。
どういう意味なのか、その種明かしをしましょう。
私は、かつて5万ファイルのパワーポイント資料をAIで分析し、そこに使われている要素を分析しました。
その結果、商談での成功率がもっとも高いパワポは1スライドあたり「105文字以内」、使われている色は「3色以内」でした。
3色以内といっても、そのなかで「2色」の割合がもっとも高かったのです。
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色数も多すぎると、目移りして目が疲れます。
実際に2色の資料が相手にもっとも理解してもらいやすかったのです。
実際に、126社、1万8817人の営業担当者に、2か月間、前述の方法をトライアルで実践してもらった結果、資料の作成時間はマイナス 20%を実現し、商談の成約率は 22%アップしました。
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5万ファイルのパワーポイント資料における、「1画面に入っていた文字数」の平均は380文字でした。
作った人はよかれと思っているのでしょうが、この文字数では、進んで読んでくれる人はいません。
事実、1画面に300文字以上入ったパワーポイント資料を作っている営業はあまり実績が出ていませんでした。
営業成績が高く、会社内でエースと呼ばれているような方たちが作るパワーポイントの「1画面に入っている文字数」を分析してみると、平均値の3分の1から4分の1、たったの105文字でした。
パワーポイント画面では、1画面の文字数はこの105文字以内にしてください。
文字を羅列するよりも、少ない文字数で、「要は何か」ということが 10 秒で伝わるようなパワーポイント資料が成果につながります。
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【コメント】
パワポを使ったプレゼンだけではなく、役員へあげる稟議書、計画書、報告書も同様ですよね。
相手が理解に苦痛を感じさせては駄目です。
まず最初の数秒足らずで全体を把握でき、結論が分かるものが望ましいと思います。
特に役員は、お金と期限を重視するもの。
少ない記述の中でも、相手が求めているものはきちんと載せるのが大切だと思います。
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