●ひとつ上の思考力(著:安澤 武郎)より
人類のIQが100年前に比べて大幅に伸びているという話があります。
心理学者のジェームズ・R・フリンは、人類のIQは100年前に比べて 30 ほども上昇していることを示しました。
これは、頭のよさ(特に抽象的な概念を考える力)は遺伝という要因では決まらず、後天的に身につけることができるということを意味しており、多くの人に勇気を与えた論証です。
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ジェームズ・R・フリンは現在の人類の平均IQは100年前の基準で見るとIQ130だと結論づけているのです(IQ130とは200人に1人くらいいるかいないかくらいのいわゆる頭のいい人です)。
フリンの調べた世界中の約 30 ヵ国にも及ぶIQのデータによると、産業革命が起こった国ではその直後、IQが上昇し始めているのだそうです。
人間社会は産業革命を経て、主として日常生活の具体的問題を解決することが求められる社会から、モノゴトを分類したり、目に見えない概念で議論をすることが求められる社会へと変化したからでしょう。
人間は必要に迫られて概念的な思考をするようになり、人類のIQは高まっていったのだとフリンは述べています。
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【コメント】
環境や立場で、考え方が変わっていくというのは、皆さんご自身が一番ご理解されているかと思います。
深く考えたいと思うと、就業時間の間ではなかなか難しいです。
安易な答えしか出なくなる。
一人で深くじっくり考える時間を作る必要があります。
だから私は、就業時間外をそういうことに使っています。
そこからモノゴトが大きく前進するようになりました。
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