●道をひらく(著:松下 幸之助)より
※パナソニックホールディングスを一代で築き上げた経営者
このごろはあまり 街中 では見受けなくなったが、それでも、ときどき思わぬところで、昔懐かしい「芋洗い」の風景にぶつかることがある。
大きな木桶に芋をいっぱい入れて、その桶の 縁 に上がりこんだ若者が二本の 丸太 棒 でヨイショヨイショとかきまわす。
その力に押されて、芋は上から下へ下から上へ、そして右に左にと移動して、大芋小芋とりどりの姿が、現われては消え、消えては現われてくる。
上にあるものとても、いつまでも上にいるとはかぎらない。
また下の芋も、いつまでも下積みでいるとはかぎらない。
やがては上にあがってくる。
下におりてくる。
何だか人生の縮図みたいである。
たまたま上にいたとて、おごることはすこしもないし、下にいたとて悲観する必要もない。
要は、いつも素直に、 謙虚 に、そして朗らかに希望をもって歩むことである。
おごりの気持ちや悲観の心が出てきたとき、芋洗いの姿を思い出すのも、また何かの役にたつであろう。
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【コメント】
上に上がっても謙虚であれ。
下に落ちても腐らず勤勉であれ。
そう受け取りました。
「静かな退職」という言葉を聞きます。
会社を辞めるわけではないが、仕事への情熱を失い、必要最低限の業務のみをこなす働き方のことです。
ワークライフバランスって、そういうことか?
その人は良いでしょうが、そういう気持ちの人が混じると、チームの水が濁るように感じます。
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