2025年11月03日

二度考えたらやるべきかどうかはわかる

2dokanngae.JPG

●14歳からの「論語」(著:ヤギ ワタル、齋藤 孝)より


君子は言に 訥 にして、 行 に敏ならんと欲す。
(里仁第四)


-----------


「君子は、軽々しいことを言わず、やるべきことは素早くするようでありたい」。
言ったことは必ず実行する有言実行を求めた のです。


「君子は、自分の主張をまず行動で表し、その後に主張を言葉にするものだ」
(つまり、君子は口先の人ではなく、実行の人なのだ)〈為政第二〉と、不言実行も推奨しています。


孔子は考えすぎることも戒めました。


ある人が「魯の家老の 季 文 子 は三度考えてからはじめてそれを実行した」と賞讃したところ、孔子は「二度考えたらやるべきかどうかはわかる」〈公冶長第五〉と軽く突っぱねています。


即断即決せずに検討する必要があります。
しかし、考えすぎると迷いが生じてチャンスを逃しかねないのも事実です。
だから孔子は、考えたらすぐ実行せよと強調したのでしょう。


※※※※※


【コメント】


私は基本、「やりながら考え、修正していく」というパターンで働いています。


仕事の内容、個人の性格によって向き不向きはあるでしょう。
けれど、このやり方のほうが、なんだかんだで前進するのですよね。


私はそんな凄いスペックでもなんでもありません。
だからこそ、行動して物事を動かし、周りの人たちにも動いてもらい、前進していくのです。

Posted by kanzaki at 12:24
Old Topics