2025年12月01日

つまり、誕生日は、ホメられる日である

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●老いの整理学 (著:外山 滋比古)より


日本人はほかの国の人に比べて元気がないらしい。
さきごろ内閣府の行なった国際調査は、それを示している。(二〇一四・六)


「自分に満足している」と答えた若者は 45%で、米、英、独、仏、韓、スウェーデンと日本の七カ国中、最低である。


トップはアメリカで、 86%。「自分に長所がある」と答えた日本人は 68%だったが、最高のアメリカは 93%である。日本はビリ。


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端的に言えば、日本人はひとをホメないからであるように思われる。
たえず他人の欠点を問題にし、批判、攻撃する。
叱ることは少なくないが、ホメることを知らない。


ある社会学者が、北欧でおもしろい調査をした。
老人はいつ死ぬかという問題である。


結果は、誕生日の一カ月くらい前から死亡率が急速に低下し、当日は最低になる。
誕生日が過ぎると、また、急上昇する、というのである。
誕生日を底に、V字型になる、というのである。


理由ははっきりしている。  


誕生日にはみんなが祝ってくれる。
プレゼントももらえる。
会いたい人に会うこともできる。
なにより健康を祝ってもらえる。
それを思うと、胸ふくらみ、心が軽くなる。
多少の不調は吹きとばす。
それで死亡率が低くなる。


つまり、誕生日は、ホメられる日である。
ホメられれば、元気が出、活力も湧いて、死ぬのを忘れる。


ときどきでいい。
自分をホメてくれる人がほしい。
そういう人によって老いの身も、喜びを味わうことができる。

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親しい人ではうまくない。


古い仲間はもう賞味期限が切れていることが多い。
年を取ったら友だち、仲間を新しくする。
利害関係がなく、違った経歴の人がいい。
そういう新しい友だち、仲間をこしらえるのはたいへん面倒であるが、できれば、老いの年を忘れることができる。


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【コメント】


・褒められることが、自己肯定感につながる。


・過去にとらわれない新しい人間関係を作り、笑顔を作っていく毎日を過ごす。


毎日の現実を振り返るに、確かに上記のような意識っを作ることは大切なんでしょうね。


大人になると、他者と仕事以外での接点を作るのは難しくなります。
特に男性は。


しかし、これこそ人生後半を謳歌するのに大切なことですよね。

Posted by kanzaki at 07:03
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