●老いの整理学 (著:外山 滋比古)より
あるところで、モットーのようにしていることばはないか、と聞かれた。
とっさのことで、考えているヒマもない。
口から飛び出したのは、「知らぬがホトケ、忘れるがカチ」というのであった。
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忘れたほうがいい、忘れなくてはいけないのである。
頭がいっぱいに詰まったままでは、新しい勉強の入る余地がない。
にわか勉強で頭に入れたことはさっさと忘れるのがよい。
きれいさっぱり忘れると、頭はよくはたらくようになる。
忘れるのが、必要な頭のはたらきであるとわかっていれば、こどものとき、若いときの生き方が変わったであろう。
早いうちに、忘れるのが、大切である。
実際には、一生、それを知らずにいてしまう人がほとんどである。
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大事なことを忘れないようにするには、頭を整理して、それを記憶としてとどめる余地をこしらえなくてはいけない。
つまり、頭を軽くする。余計なものは捨てる、つまり忘れる。
そうすると新しいことを入れるゆとりができて、頭がよくはたらく。
忘れようと思うだけでは、なかなかうまく忘れることは望めない。
過去を振り返るより、前向きに、これからのことを考える。
今していることが終わったら何をしよう、といったことを考える。
そうすると自然に、古いことを忘れる。余計なことは消えてなくなる。
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【コメント】
忘れるというか、頭の中で収まりきらないことは、記録すればいい。
忘れるのはメリットもありますが、リスクもありますから。
Webノートアプリ「Notion」などを使うと、自分の仕事をデジタル記録できます。
かなり期間が経過したことも記録しておけば、検索して引き出しやすい。
そして、そういうアプリの良いところは、チーム全員で共有できること。
一人だけではなく、複数で使用していると、どんどん記録が増えていきます。
これにより、互いの進捗状況も理解しやすいです。
自分一人の知識だけではなく、複数の知識を集約できるのですから、本当に便利ですよ。
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