●『人生を変える孤独力 幸せな生き方』(谷崎 玄明 著)より)
お金持ちにとっての孤独とはどんな価値を有しているのでしょうか。
フランスの小説家であって、デビュー作の小説『悲しみよこんにちは』を18歳の時に出版し、ベストセラーを獲得したフランソワーズ・サガン氏(以下、サガン氏)は若くして大金持ちになった方です。
サガン氏は著書『愛と同じくらい孤独』のなかで次のように述べています。
「現代のもう一つの贅沢というのが孤独です。
いつだって一人になれないんです、会社・家族、家族・会社……。」
一つの贅沢としてお金を挙げた上で、もう一つの贅沢こそが孤独であると言い切っています。
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いくらお金を払って書斎を設けたとしても、その書斎は使われなければ意味がありませんよね。
孤独はお金を払って手に入れる代わりに、自ら能動的に創り出さなければ永遠と手に入らないものです。
またその能動性は「怠惰な」「楽をしたい」気持ちの前に無力となってしまいます。
楽をしたいという欲求に負けた末に待ち受けるのは、まったく孤独のない毎日です。
孤独のない毎日は孤独のない人生となり、孤独のない人生とはつまり、自分の人生について何ら統制できていない他人任せ・環境任せの人生です。
このように、誰にでも手に入れることができないからこそ孤独は贅沢なのです。
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【コメント】
なにかを創作するとか、なにかを学ぶには一人の時間が必要です。
仕事以外にこうして積極的になにかをするには、そういう時間が必要です。
家族構成、交友関係によっては、なかなかそういう時間は作りにくいものです。
そういう時は「早起き」してみてはいかがでしょうか。
わずか15分だけでも良いですので、なにかを習慣化してみるのです。
15分すら無理。
そう思っている人もいることでしょう。
スマホを見る時間をちょっと意識して減らしてみてはどうでしょうか。
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