●『完全残業ゼロの働き方改革』(米村歩, 上原梓 著)より
当時の私は、「業務を効率化し続ければいつかは残業がなくなるはずだ」と勘違いをしていました。
そこには大きな見落としがあったのです。
その見落とし、それは、「会社の仕事は無限にある」ということです。
どんな仕事でも、どんな会社でも、一部の例外を除き、暇で暇で仕方がない、などという会社はありません。
一つ仕事を片付ければ、新しい仕事が次から次へと湧いて出てきます。
ですから、残業を減らすためには、業務を効率化するだけでなく、ここまでしか働けないという「期限」、つまり一日の終業時間や、仕事の納期をしっかりと決めることが必須なのです。
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どんなに業務効率化だけ進めたところで、デッドラインを定時に設定して、それに合わせて仕事の分量を調整しなくては、結局残業はなくなりません。
その意味で、業務効率化さえすれば残業が減るというのは「嘘」なのです。
現場を知らない評論家の人は、業務プロセスを改善して業務効率化をすれば残業が削減されると嘘を言いますが、それは従来の業務量が変わらないものとして、単純に業務効率化により業務時間がどれだけ減るかを算数で計算しただけです。
実際の仕事の現場は、そのようには動いていないのです。
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【コメント】
残業を減らすことは自分の中での課題です。
結局のところ、自分がいくら仕事の効率化・RPA化をしようと、その空いた時間に仕事を押し付けてくる人がいる限り無理なんですよね。
仕事は無限にあるので、永遠に減ることはありません。
だから、それを「やらない」という選択をしないといけません。
それには、本人の力だけではどうしようもありません。
その為に、自分より上の役職の人達がいるのです。
その人が交通整理しない限り、仕事は減りません。
「やる(実行する)」というのは本人の意志で可能です。
しかし、「やらない(中止する)」というのは、組織の中ではなかなか本人の意思では不可能なのです。
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