2023年04月11日

昭和30年代の「1日1回フライパン運動」

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●『明日も前へ 歳を重ねても楽しいことがいっぱいある』(吉沢 久子 著)より


昭和30年代に、「1日1回フライパン運動」というものがあったことをご存知でしょうか。


当時多くの一般家庭にはフライパンがなく、炒めるという食文化がほとんどありませんでした。
そして日本人は全体的に栄養不足で、脂肪分の不足はとくに顕著でした。


そこで、「フライパンがあれば油で炒め物ができる、栄養豊富な食事が作れる」という呼びかけがなされたのです。


カロリーオフに腐心する現代の日本人とは真逆の働きかけが、つい50年前に盛んに行われていたのです。


※※※


【コメント】


自分が生まれるより前の時代にはなりますが、それでもそこまで昔というわけでもありません。
昔はフライパンがなかったし、炒め物なんて概念が無かったのですね。


定食屋のレバニラ炒め定食、野菜炒め定食なんて、どこでも扱っているメニューです。
しかし、昔は存在自体無かったのですね。
「町中華」って、いつから出来てきたのでしょうね。


痩せよう、メタボ追放なんて言っている現代の日本人。
ちょっと前は、栄養を補給することが大変だったことを知っておいた方が良いかもしれません。
そうすれば、暴飲暴食・過食を抑えられるのではないでしょうかね。

Posted by kanzaki at 06:56
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