●『超訳 ブッダの言葉 エッセンシャル版 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)』(小池龍之介 著)より)
尊敬に値する心の整った人を尊敬し、偉そうになることもなく誰に対しても丁寧であること。
これが最高の幸福。
「今、ここではないどこか」「今、ここにはない何か」を求めていつも、「もっと、もっと」と落ち着かず彷徨い歩くのをやめて、「今、ここにあるごくふつうの物や人」に満足して、心が温かく充足していられること。
これが最高の幸福。
他人からこれまで受けてきた恩を思い起こし、それに報いたいという明るい心が湧き上がってくること。
これが最高の幸福。
自分の心にとってタイミングのよいときに、心の法則についての教えを聞いたり読んだりすることで、うっかり忘れそうになる真理を、繰り返し心に染み込ませて成長してゆくこと。
これが最高の幸福。
経集265
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【コメント】
「今、ここにあるごくふつうの物や人」に満足して、心が温かく充足していられること。
これに気づくかどうかで、本当に人生の幸福度が変わりますよね。
一部のユーチューバーは、高額商品をたくさん購入したり、普通の人には体験できないことをレビューし、再生数を稼いでいます。
けれど、同じことをできる視聴者はごく一部だけです。
今の若い人は賢くて、そういうものは認めつつも、自分の現状をしっかり把握し、自分ができる最高のパフォーマンスを発揮しようと頑張っています。
少なくとも、私の周りではそうです。
テレビやネットの向こうとは別の、自分だけのオリジナルな人生を歩んでいます。
(そもそも、若い人はテレビやメディアに興味がない)
別段、メディアに紹介されなくても、本人には充実な人生を送っているように私には見えます。
私の年代だと若いころは、東京志向、メディア志向が強かったので、自分の現状に不満を持つ人が多かったです。
自分の憧れと現状にギャップがありすぎて、そこから不平不満が出てきてしまう。
あこがれていたテレビの向こうの人たちは、何十年も経過した現状を見ると、そんなに憧れるような人生を歩んでいないように見えます。
虚構だったんですね。
自分の人生を自分の足で歩むためにも、自分の周りにある小さな幸せに気づくべきなんでしょうね。
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