神崎のナナメ読み

「いま」なら、どうにでもなる

●『小さな悟り―――人生には「小さな答え」があればいい (知的生きかた文庫)』（枡野 俊明 著）より

現代人は何事につけ、「考えすぎる」ような気がします。 　

物事をわざわざ複雑に捉えて、悩みの深みにはまっていくところがあるのです。
結果、「始終考え事ばかりして、何も行動できない人」になってしまわないとも限りません。

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「深く、ややこしく考えるから、動けなくなる」わけです。 　

別のいい方をすると、「物事はなるようになるという小さな悟りがあれば、考えるまでもなく行動できる。いまに集中して、やるべきことをやれる」ということです。

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「あんなことをしなければよかった」「あんなことをいわなければよかった」と悩む人のなんと多いことか。 　

知っておいていただきたいのは、将来を決めるのは過去の積み重ねではない、ということです。
正しくは「いま」の積み重ね。

「同じじゃないですか」と思うかもしれませんが、違います。
やり直しのきかない過去と違って、「いま」なら、どうにでもなるからです。

たとえ失敗という形で過去になったとしても、また「いま」に集中して生きていけばいいのです。
「いま」を積み重ねるとは、そういうことです。

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【コメント】

「いま」なら、どうにでもなる。

確かにその通りです。
過去は戻せないし、未来はわからないですから。

仕事で、ギリギリのラインで自分を維持している最中、体調を崩さず、精神を維持する方法は、まさにこれではないかなと思います。

過去を悔やまず、未来に不安を感じず、今に集中する。
今は、その繰り返しで乗り越えて行こうと思っています。