2024年03月15日

食事と長生き

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●『小さなことの積み重ね 98歳現役医師の“元気に長生き”の秘訣』(高橋幸枝 著)より
→この方は新潟出身なんですよ。


私は「からだにいいから」と思って食べることはほとんどありません。
「これはからだにいい」ではなく、「これはおいしい」と思って食べるのです。  


というのも、これを食べたから長生きできる、というものがあるとは思えないのです。
健康的な食事をするのがいい、ということはあるでしょうが、私のこれまでの食生活を振り返ってみても、これがよかった、というものは思い当たりません。


98歳まで長生きできているのは、おいしいと思うものを食べているからではないでしょうか。
これが食べたいと思うときはからだや頭がそれを欲しているのです。
からだや頭が欲しているものはおいしく感じます。

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春先にこごみをいただいた話を書きましたが、その季節にいちばんおいしくなる旬のものは大好きです。  
旬の魚や野菜、果物が長生きに役立っているとは言えないけれど、勢いのある旬の食べものの命をいただくことで長く生きられる、と考える人もいますね。


栄養の問題ではなく、いまが盛りと生きているその生命力をいただくことのありがたさ、大切さを言っているのでしょう。


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【コメント】


昔はテレビで、「●●を食べると健康になる」「●●をするだけで体調が良くなる」系の健康番組が多かったですね。
今はネタ切れなのか予算切れなのか、地元で愛されている料理屋の紹介番組が増えました。
どちらも我々庶民にとって気になる内容です。


健康と食事は切っても切れないものです。
病気になったら薬を飲まないといけませんが、病気にならないようにするには日々の食事が大切だと思います。


特定のものではなく、いろんなものを程よくいただくという食べ方が、やはりなんだかんだで一番ではないかと思います。


コロナ禍以降、催される行事で季節を感じるというのが減ったように思います。
それならば、旬のものをいただくというのが、一番手っ取り早い季節の感じ方のように思います。


そういう身近なところで感動を味わえるのは、幸せへの近道ではないでしょうか。

Posted by kanzaki at 06:59
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