●『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す』(樺沢 紫苑 著)より
脳の仕組みを無視して必死に勉強しても、記憶の効果はあがりません。
2週間で3回アウトプットする。
これが、「記憶の原則」と思ってください。
脳に入力された情報は、2〜4週間、大脳辺縁系の「海馬」に一時保存されます。
その後、海馬は「重要な情報」を長期記憶できる側頭葉に移し、「重要でない情報」は忘れます。
海馬は仮保存期間中に「何度も使われる情報が重要」、「それ以外は重要でない」と判断します。
「短期間に2、3回使われた情報は、今後も使われる可能性が高い」と海馬は判断するのです。
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本を読んでも、一度もアウトプットしなければ、海馬はその情報を重要でないと判断し、忘れるだけです。
ほとんどの人は、読書をしてもアウトプットしないので、ただ忘れるために読書をしているようなもの。
記憶に残したいことがあれば、必ず2週間に3回はアウトプットしましょう。
読書の場合、感想を「友人に話す」「家族に話す」「文章にまとめる」で、3回のアウトプットになります。
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【コメント】
2週間で3回アウトプットする。
こうやって記憶が定着することで嫌な思いをすることもあります。
嫌なことほど、頭の中で再現してしまうものです。
そうやって繰り返せば当然、記憶として強く定着してしまいます。
嫌なことがあった時は、思い出さないようにしたい。
けれど、なかなか難しいことです。
他に集中できることを早々に見つけ、嫌な記憶を脳内で再現しないようにしたいものです。
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