●こう考えると、うまくいく。〜脳化社会の歩き方〜 (著:養老 孟司)より
具体的に都市化が進むのは、頭の中だけになってきたからです。
「ああすれば、こうなる」という形でものを考える。
それが悪いということではありません。
でもものごとには程度があります。
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考えたらわかることもありますが、わからないこともたくさんあるわけです。
わからないときはどうするかと言ったら、覚悟するしかないわけです。
その覚悟は死語になっています。
なにしろ危機管理なんて言うんですからね。
管理できない状態を認めていないのです。
地震があっても台風が来てもそうですが、かならずしも管理できない。
これも頭の中が優先してきた証拠ですね。
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私はヒトはあらゆる事態に対処できるほど、頭はよくないと思っています。
仕方がないから、どうしたかというと、今度はAIだというわけです。
人工知能に考えてもらえばいい。
まだ考えてやることを、あきらめていないんですね。
それでうまく行くところはどんどん進んでしまう。
ところがヒト自身のほうは簡単には変わりません。
だからヒトのほうが置いてきぼりを食らって、お前なんか要らないよ、という話になってきたわけです。
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では先行き、真っ暗か。
もちろん違います。
地方へ移住する人は増えています。
頭の中で考えるより、実際に現在を生きてみようと思う人が増えているわけです。
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大きな投資をしてしまったら、そのときは立派で役に立つように見えますが、じつは維持費が大変なんですね。
大きいものだから当然です。
物理ではこれを慣性と言います。
重たいものがいったん動き出したら、止めるのは容易ではない。
ヒトにはどれだけのものが必要か。
それを考えたら、すぐにわかるんじゃないでしょうか。
大したものは要りません。
昔の人は起きて半畳、寝て一畳なんて言ってました。
これは居住空間の話ですが、万事に通じますね。
べつに貧乏暮らしを勧めるわけではありません。
テキトーでいいだろうと言っているのです。
国でも会社でも都市でも、巨大なものにヒトはだまされる。
そろそろそれを学んだ方がいいんじゃないでしょうか。
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【コメント】
「足るを知る」という生活ができるのはある意味、裕福な人と、自由に動ける仕事をしている人だけだと思います。
本当は必要だけれど、あえて少ない生活を遊んでみることができる人だけ。
地方での生活?
地方は、普通に生活するだけのインフラが整っておらず、それすら老朽化しています。
東京と違って気候も荒々しい。
その癖、物価高は都会だろうが地方だろうが、案外変わらないものです。
だからこそ、大きなもの・・・・・政治とか社会インフラ、巨大企業に頼るしか無い。
個人では無理ですから。
巨大なものに騙されているには薄々わかっていても、頼らないと生きていけないのです。
かえって自由に出来るのが、ネットの世界なのかも。
誰だって発言できる。
現実社会よりハードルが低い。
まだ成熟期に至っていないので交通整理は必要ですが、個人が大きな思考に触れる機会が断然増えています。
結局、使い方なので、あれこれ自分でやってみて、失敗しながらも進んでいくしかない。
ネットでもAIでもなんでもやってみたらいい。
その中に、自分が前進するためのきっかけはあるはずですから。
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