2023年09月08日

自分を「定点観測」する効果

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●『禅、シンプル生活のすすめ――1日ひとつ、すぐにできる“自分の整え方” (三笠書房 電子書籍)』(枡野 俊明 著)より


修行僧である雲水の起床は通常、毎朝四時。
起床のことを禅では振鈴といいます。  


洗面を済ませ、四時十五分からは朝の坐禅に入ります。
これを暁天坐禅といいます。


開枕(就寝)の時間が午後九時。
睡眠時間は七時間。


この規則正しい生活を続けるわけです。  


どうして禅僧たちは、そのような生活をするのか。  
それは、心身の変化を敏感に感じられるようにするためです。  


規則正しい生活をしていると、ちょっとした変化にも気づくことができます。
自分を変えたいなら、まず自分の変化に「気づく」ことが大切です。

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昨日できなかったことが今日はできるようになっている。
昨日と同じ気持ちには今日はなれない。


定点観測をすることで、自分をあるがままに見られる。
だから、心と体を丁寧にケアし、磨き上げることができるのです。  


丁寧な暮らしは、早寝早起きから始まる。  
いつも心地よくラクに生きるコツです。


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【コメント】


規則正しい生活をしているからこそ、ほんの少しの変化にも気付ける。
確かにその通りだと思います。
私もそのような生活をなるべく過ごしています。


その反面、変化を恐れやすくはなっていますね。
心構えがうつろな感じ。
年齢のせいもあるかもしれません。


規則正しい生活で心身を整え、日々生きていく中で、1歩ではなく一度に2歩進める気合いを兼ね備える。
そんな自分になりたいものです。

Posted by kanzaki at 06:53
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