2023年09月10日

名著は爛テゴリーを超えている

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●『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』(山口 周 著)より


しかし、名著であればあるほど、書かれていることが刺激的であればあるほど、こういう「カテゴリーをひとつに決められない」という本が多いのです。
なぜかというと、面白い本というのは、往々にして領域横断的になるからです。


ということで、こういった「面白かった本」を起点にして次々に面白い本を見つけていくというのが、「面白い本を見つけるテクニック」のひとつになります。  


具体的には、まず大型の書店に行って、とても面白かった本を検索してみる。
そうすると、書店のどの場所のどの棚にあるかを教えてくれますから、そこに行って、読んで面白かった本の周囲にどんな本が並んでいるかを確認してみる。
そして、周囲にある本のなかからまた面白そうな本を見つけていく、という手順になります。


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例えば『インターフェースデザインの心理学』という本があります。
これは、ウェブデザイナーを対象に、心理学者が「よりよいデザインに役立つさまざまなヒント」を説明している本なのですが、リーダーシップ論や組織論、仕事の生産性といった問題を考えるにあたってさまざまなヒントを与えてくれました。  


この本は、たしか丸善のコンピュータープログラムに関連する棚にあったのを見つけて何気なく手に取ったのですが、こういった出会いがカテゴリーを飛び越えた学びにつながったわけです。


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私の大好きな本に『エンデの遺言』という本があります。
エンデというのは、もちろん『モモ』や『はてしない物語』の作者である童話作家のミヒャエル・エンデのことですが、ではこの本が童話に関する本なのかというと、そうではありません。  
この本が扱っているのは、金融システムや貨幣経済の仕組みなのです。


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そういった例のひとつとして筆者にとって思い出深いのが、東京大学教授の中尾政之先生の『失敗百選』(森北出版)です。  
この本、工学系の学生向けに書かれたど真ん中の「失敗のパターン集」なのですが、組織論やビジネスに関する示唆がテンコ盛りで、一度読み始めるとあまりにも面白くてやめられなくなります。


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【コメント】

本好きが、新たな本を探し求める際、偶然の出会いに興奮するものです。
あとはそれをレジへ持っていくかどうかは、自分の懐具合によります。


私は、電子書籍での購入ばかりになってしまいました。
自宅と職場の間に書店が無いからです。


図書館での利用も無くなりました。
貸し借りで出向くのが面倒になったのと、人気書籍は借りるのに時間がかかるからです。
電子書籍は24時間、どこにいても入手できますから便利です。


amazonの「Kindle Unlimited」という、電子書籍の読み放題サブスクに加入しています(ちなみに、アマプラは加入していない)。
本のサブスクは、月額980円以上の価値が私にはあります。


特定の本を指名買いするタイプの人より、漠然と「●●というジャンルを読みたい」「●●について扱っている本を複数読んで全体を把握したい」みたいな人に向いています。
だから、横断的にたくさんの本をどんどん読んで調べていく時に便利です。
その上で、サブスクで読めない物があれば、その本を指名買いすればいい。


本屋で横断的に本を買おうとすると、ものすごくお金がかかります。
そして、一冊につき必要だと思える部分は少ない。
本のサブスクの場合、一冊から得られるものが少なくても別段困らないので、「あっ、この本は向いてないや」と思えば、さっさと返却できます。
(アマゾンの本のサブスクは、最大20冊を同時に"借りられる"のです。20冊を超えたら、手元の本を返却しなければ、新たに借りられません)


今までなら読まなかったジャンルを読む機会も増えました。
これもメリットです。


本のサブスクは、私にとってとても有益な課金です。

Posted by kanzaki at 11:25
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