2023年12月31日

イソップ寓話の『犬と骨』

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(年末の買い出し中)

●『ためない練習―――大事なものだけ残していく、人生のヒント』(名取 芳彦 著)より


イソップ寓話の『犬と骨』を思い出すといいと思います。
この話は子ども向きではなく、大人向きだとつくづく思うのです。  

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池の橋の上を通りかかった、骨をくわえた犬。
水面に映った自分の姿を見て、別の犬が骨をくわえていると思い、その骨も欲しくなります。
そこで水面に向かってワン! 
そのとたん、自分の骨が水の中に落ちてしまいます。

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必要以上にためこもうとすれば、すでに持っている大切な物をなくしてしまうおそれがあります。  


せっかく広い空間があるのに狭くしてしまい、せっかく自由な心を持っているのに「まだ足りない」「もっと欲しい」と集め、ためこめば、大切にしていた物がどこかに埋もれてしまいます。

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鎧をつけていれば自由に動けません。
ストレスもたまります。
心のモヤモヤも内にこもったままです。
ですから、重荷になる鎧は、一つひとつパーツをはずしていったほうがいいのです。

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【コメント】

大晦日です。
2023年最後の日となります。
例年以上に「年末感」がありませんよ。


今年は嫌なことが多かったなあ。
辛いことが多かったなあ。


けれど乗り越えられたのは、「モノの断捨離」をしまくったからかもしれません。


あまり使わなかったのに高価だからと捨てられなかったものがありました。
ある意味、不可侵領域的な感じでした。


けれど思い切って捨てました。
手続きも大変でしたが、やって良かったですよ。
ちょうどそのタイミングで好転したことが多々ありましたから。


偶然かもしれませんが、少なからずきっかけにはなっていたと思います。
多分、「面倒くさい」「もったいない」という感覚を和らげてくれたのかなと。


来年のキーワードは、「やめる」だと思っています。
「辞める」「止める」・・・・・・けれど「病める」は困りますねえ。

Posted by kanzaki at 20:16
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