●『老子 あるがままに生きる エッセンシャル版 ディスカヴァークラシック文庫シリーズ』(安冨歩 著)より
※老子(ろうし)は、中国春秋時代における哲学者である。
諸子百家のうちの道家は彼の思想を基礎とするものであり、また、後に生まれた道教は彼を始祖に置く。
「老子」の呼び名は「偉大な人物」を意味する尊称と考えられている。
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無理をして、つま先立つ者は、立っていられない。
無理をして、自分を見せようとする者は、称賛されない。
無理をして、自分で見ようとする者には、事態は明らかにならない。
自分でやったことを、自慢する者に、功績は挙げられない。
高慢な者は、人の上に立つことはできない。
道の観点からすれば、そういう行いを、 『食後のごちそう、余計なお世話』という。
人々はそんなものを好まないものであり、 本当に欲がある者は、そんなことを欲したりはしない。
(24章)
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【コメント】
確かに上記のとおりなんでしょうね。
はて、「無理をして」と「努力して」はどう違うのでしょうかね。
その分野の才能はなくても、人一倍努力して大成する人もいます。
ここでいう「無理をして」というのは、ヨコシマな心を伴った行動ということなのでしょうか。
「食後のごちそう、余計なお世話」・・・・「甘いものは別腹」とも言いますが、そこは単なる比喩ということで気にしない。
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