2024年05月15日

「知らない」ということを知るのは素晴らしい

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●『老子 あるがままに生きる エッセンシャル版 ディスカヴァークラシック文庫シリーズ』(安冨歩 著)より


※老子(ろうし)は、中国春秋時代における哲学者である。
諸子百家のうちの道家は彼の思想を基礎とするものであり、また、後に生まれた道教は彼を始祖に置く。
「老子」の呼び名は「偉大な人物」を意味する尊称と考えられている。


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知らない、ということを知るのは、すばらしい。


知らない、ということを知らないのは、病である。


聖人がその病にならないのはなぜかというと、 その病を病として認めるからである。
それゆえ、この病を病みはしない。


(71章)


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【コメント】


無知を無知のままにしない。
そういう行動ができる人が素晴らしいということでしょうか。


歳を重ねても同じ。
歳を重ねると、悪い意味での習慣とか、諦めとかで、なかなか自分の無知を認められないし、認めても改める事ができません。
そういう人が多い中、行動できる人は確かに素晴らしいものです。


無知のままにしない理由、行動原理の多くは「楽しいから」「夢中になれるから」というのが実際のところだと思います。
そういう心は失いたくないものですね。

Posted by kanzaki at 06:56
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