●『世界でたったひとりの自分を大切にする 聖心会シスターが贈る大きな愛のことば』(鈴木秀子 著)より
してもらうことが当たり前になってしまって、そのおかげで生かされていることに気づかないのです。
でも、気づかないままでは他人との絆は育ちません。
表面的につながっているように見えても、放っておけばやがて断たれてしまうともかぎりません。
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他人からの恩恵をひとつひとつ、心の中で具体的に思い出してみる訓練が必要です。
おすすめしたいのが、吉本伊信というお坊さんが開発した「内観法」です。
父母、祖父母、兄弟、姉妹、配偶者など、身近な人に対する自分の行動を、次の3つの観点で考えてみるのです。
1 していただいたこと
2 して返したこと
3 迷惑をかけたこと
この3つを、小学校時代から現在に至るまで順番に、具体的なエピソードで思い出してみます。
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自分がどれほどたくさんのことをしてもらってきたかがよくわかります。
恩を被りながら、ごくわずかしかお返しをしていないことにも気づきます。
迷惑をかけたのに、許してもらってきたことも思い出します。
こういう時間をとれば、自分がどれほどの恩恵を必要としているか、他人からどれほどの恩恵をいただいているか、ひとつひとつ具体的に振り返ることができます。
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他人との絆を育てるには、気づかない恩恵を思い出し、肝に銘じる必要があるのです。
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【コメント】
「迷惑をかけたのに、許してもらってきたことも思い出します」・・・この言葉が深く刺さります。
日常、大なり小なり、許してもらったり、広い心で受け止めてもらっているものです。
だから、自分もそういう姿勢で、相手とやりとりしていかなければいけないと感じます。
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