神崎のナナメ読み

順調な時は誰でも同じ、差は苦境における行動でつく

●14歳からの「論語」(著：ヤギ ワタル、齋藤 孝）より

君子 固 より 窮す。
小人窮すれば 斯 に 濫 る。
（衛霊公第十五）

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「君子ももちろん困窮することはある。
小人は困窮すると心が乱れて、でたらめなことをするが、君子は乱れない（そこが違いだ）」。

大切なのは、苦境にあってどう振る舞うかです。
うろたえて志を捨てたり、助かろうとして不正な手段を使ったりすれば、積み重ねてきた努力や人望を失うことになりかねません。

人間の真価や本当の力量が問われるのは、危機に陥った時です。
その時に落ち着いて道を指し示せる人に、弟子や味方はついて行きます。

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【コメント】

窮地に立たされると、やはりうろたえてしまいますよ・・・。

私は冷静になんてなれないので、そもそもそういう状況にならないように準備を進めるようにしています。
計画を立てて、自分が無理なく行動できるよう、早々に行動します。

それでもトラブルはあるものです。
そこはまあ、なんとかするのではありますが、落ち着いてはいられないですね。

深く呼吸を繰り返して、まずは丁寧な言葉を口から出せるように整える。
そのうえで、まわりの人の助けを借りながら進めていく。
もうこれしかないです。

この「丁寧な言葉を口から出せる」というのがミソです。
人格崩壊をしたら、誰もついてきてはくれません。
品性だけは失いたくないものです。