2005年04月24日

響鬼【十二之巻・開く秘密】6

前回の続き

前回の記事:響鬼【十二之巻・開く秘密】5
http://kanzaki.sub.jp/archives/000635.html

武者童子らの攻撃を交わし、少し離れたところでディスクアニマル二枚を展開。
それは、みどりの春の新作「アサギワシ」「キアカシシ」です。
これで、オカネタカとリオオカミはリストラかあ・・・と思いましたよ。
ところがどっこい、アサギワシはアカネタカの大群を呼び出しました。
同じように、キアカシシはルリオオカミの大群を呼び出して引き連れます。

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アサギワシとキアカシシは云ってみれば、隊長機みたいなもんなんですね。
だから、色が違うと。
これで角が付いていたら完璧。
特にキアカシシなんてオレンジ色がパーソナルカラーなもんだから、「ガンダムSEED DESTINY」に登場した「ハイネ・ヴェステンフルス」を思い出しましたよ。
武者童子と鎧姫よって、次々と破壊されていくディスクアニマルが可哀想だったなあ。
中に封入された動物の魂が無事、成仏してくれればいいのですが・・・。
その様子を見ている響鬼は意外と冷静ですね。
仕事の最中だし、任務遂行の為ならば、ディスク達が壊されるのも致し方が無いところなのでしょうか。
響鬼はその様子を遠くから見ています。
「さすが、みどり。春の新作。あと30秒ぐらいかな」
響鬼は時間を数えています。

敵の一体が響鬼に突進。
それを交わし、音撃棒・烈火を地面に叩きつけます。
すると、地面を爆裂が直進し、離れた場所にいる敵に当たります。
いきなり新技を披露しましたね。
この技の名称は不明。
響鬼は接近戦を得意としていますが、何気に飛び道具・技も豊富ですね。
この技を見た時、「南斗紅鶴拳奥義伝衝裂波」を思い出しましたよ。
アニメ「北斗の拳」の第56話「美しき拳士レイVSユダ!男の花道に涙はいらぬ!!(放映日:85年12月19日)」にて、ダム破壊という策略によってレイの動きを封じたユダが、水面に衝撃波を走らせる技・南斗紅鶴拳奥義 伝衝裂波にて攻撃をしまた。

結局この技は効きません。
そのまま続けて、鬼棒術・烈火弾を飛ばします。

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これもやはり、敵に効果なし。
「まだか・・・」と云う響鬼。
敵の二体による連携攻撃により、敵の剣が左腕の付け根に刺さります(うっ、血が流れている。痛そう・・・)。
それによって、背面の木に釘付けにされた模様。
やばい、やばいですよ。
BGMも緊迫したものとなっています。

敵が響鬼にトドメを刺そうとした時、突然、二体に異変が起きます。
あまりの急激なパワーアップがたたり、時間の経過とともに怪童子、妖姫に戻ってしまったのです。
響鬼を刺していた剣が風化して消えます。
ここで形勢逆転。
BGMもオープニング曲「輝(かがやき)」に変わります。
やはり、主題歌BGMの戦いは燃える!

響鬼は流血を負った傷口を気合で治します。
すげえ・・・。
けれど普通は、あれって怪人の能力ですよね(笑)

「やっぱり時間切れってところか。鍛えていないで急に強くなろうとしても、所詮、無理があるってことだな」

響鬼は敵に説教。
これまでの平成ライダーのフォームチェンジ強化に対する批判的発言ですかね。
「強くなりたかったら鍛えろ」と云う、この作品の一貫したテーマがしっかりと刻まれています。
人生観としても、これは非常に大切なことだよなあと思いました。
リョクオオザルの録画によって、敵の強化時間切れまでをストップウォッチで計っていたのですが、今回の戦闘ではそれよりも長い時間、敵は鎧を維持していたようですね。
けれど冷静さを維持して慌てないところが、さすが大人。

元に戻った童子怪と妖姫なんて、響鬼の敵じゃありません。
鬼棒術・烈火弾をぶつけて敵を空中に舞い上がらせ、更にそこへもう一発、烈火弾をお見舞い。
敵は木っ端微塵となりました。

そのまま、最後の大仕事、ヌリカベ退治へ急ぎます。
巨大な魔化魍・ヌリカベが前進。
目の前はもう人里。
必死に追いすがり状況を見つめる香須美さん。
そこへ駆けつける響鬼!
これぞ、ヒーローモノって感じの流れですよ。

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ライダーキックをお見舞い。
敵はビクともしません。
ヌリカベって、二枚貝を縦にしたようなデザインですね。
あのチンコみたいな顔も、貝だと思えば納得いきます。

音撃棒を構える響鬼。
背後には、普通の民家が建ち並んでいます。
これまでは自然の中での戦いだったけれど、今回はもう民家まで50メートルも無いような場所。
ついにここまで下りてきてしまったのかと、凄く緊張感がありましたね。
童子達を倒し、BGMも切らずにそのままヌリカベ退治へ続いたので、スピード感・緊張感を怒涛の勢いで維持できたのも良い演出ではないかと思います。
また、このシーンの絵柄だけとっても、他の特撮ヒーローとは特異な感じ・世界観が現れていていいですね。
しっかりとした設定です。

木の根っこのような足を叩いて粉砕し、響鬼は本体に近づきます。
音撃鼓を貼り付け、「猛火怒涛の型」で一気に清めの音を叩き込みます。
いつもより打つ回数が少ない分、一打一打が重くなってるような感じです。
次回、第13話において、みどりが「爆裂火炎鼓」と云う新しい音撃鼓を開発しました。
叩き込む回数が少なくても威力があるらしい。
そうすると、今までの演出とは違った感じになるかもしれませんね。
それもまた期待大です。

敵は木っ端微塵に粉砕。
なかなか特殊効果、合成がなじんでいましたね。
回を追うごとに画が良くなっています。
とても数週間前、あのバケガニの合成をやっていた同じ番組とは思えませんね(やはりライダーには、カニの呪いがあるのでしょうか?)。

明日夢は縄梯子で帰ろうとします。
この研究室、行きは滑り台、帰りは縄梯子となっており、スカート姿の女性には厳しい構造になっていますね。

みどりが云うには、明日夢のお礼を云う姿が、昔のヒビキさんに似ているそうです。
一方、あきらとひとみも何やら2人で会話をしています。
同じ学校だと知ったようです。
実は更に、同じクラスメイトと云う設定なんです(次回で分かります)。

ようやく出られた勢地郎、日菜佳、助け出したイブキも集合。
更に明日夢も現れる。
ひとみとあきらは同時に「安達くん」と云います(2人はお互い、「なんで知っているの?」と云う感じで顔を見合わせます)。
ひとみの「どこに行っていたの?」と云う質問に、明日夢は清々しい笑顔で答えを誤魔化します。
ひとみは怒らないんですね。
今日はここまで。

エンディングは商店街バージョン。
次回、第13話は新たなバージョンでしたね(監督は金田 治)。
どうやら、撮影した監督によってエンディングのバージョンが変わるみたいです。
今回は坂本太郎監督なので、商店街バージョン。
東京都葛飾区柴又7丁目にある神明会。
映画「男はつらいよ」のロケ地でもあります。
歌の途中「♪晴れた〜日〜に〜」の部分、丁度、日菜佳が登場する場面の左側のお店だけ、唯一シャッターが下りて閉まっているんですよね。
一体、何のお店で、何で閉店しているのかが気になります。

次回は更に急展開。
「乱れ童子」と云う、とんでもなく強い敵が登場。
アクションシーンも凄いことになっています。
監督は、ジャパンアクションエンタープライズ(JAE)の社長・金田 治さん。
アギト以来ですよね。
特撮至上、最も凄いと思わせるアクションシーンの連続です。

また、新しい鬼も登場。
あの「弾鬼」さん!
テレビ朝日の公式サイトにもちゃんと紹介されているので、是非、見てください。
みどりが明日夢に見せた履歴書に写っていたのはてっきり、威吹鬼をCGで加工したものだと思っていたから驚き。

また、本当の意味での第3の鬼「轟鬼」になる、戸田山もちょっとだけ登場。
明日夢のお母さんが行くところ、必ず新しい鬼が現れる法則は健在です。

轟鬼(とどろき)
本名:戸田山 登巳蔵(とだやま とみぞう)
鬼の新人。
斬鬼より受け継いだ「音撃弦・烈雷(おんげきげん・れつらい)」を使い、ディスクアニマル青磁蛙(せいじがえる)と共に、魔化魍と闘う。
右手の親指には、弦を弾きやすいようにピックみたいな爪がある。
変身道具:変身鬼弦・音錠(へんしんきげん・おんじょう)
装備帯部:音撃震・雷轟(おんげきしん・らいごう)
音撃技名:音撃斬・雷電激震(おんげきざん・らいでんげきしん)
雷轟をセットした烈雷の先端を魔化魍の身体に突き立て、弦を掻き鳴らす。

東映の公式サイト第14話に写っている、明日夢の横にいる人がザンキさんかな?
みんなが期待していたあの人ではなかったのか・・・残念。

ところで、ディスクアニマルが欲しくても品薄で手に入らないのは、何も私の住む地域だけじゃないらしい。

朝日新聞:ヒーローの可愛い相棒ディスクアニマル (バンダイ)
http://www.be.asahi.com/20050423/W17/0037.html

「本体1680円。5月上旬ごろまでには、欠品も解消される見込みだ」との事。
潤沢に提供されれば、仮面ライダーに登場するアイテムと云う感じではなくても、この商品の魅力そのもので、視聴していない人(特に大人)にも売れそうですね。

お次はイベント情報。

城島後楽園ゆうえんち GWスペシャルショー「マジレンジャーVSブレイド」
http://www.kijima-korakuen.co.jp/yuenchi/gw-mazi.html

何故、いまさらブレイドなんだ?
響鬼はヒーローショーには向かないからでしょうか?
とあるヒーローショーに登場した魔化魍なんて、上半身はテレビに出てきたデザインに近いけれど、下半身はタイツにブーツだったもんなあ(泣)

第13話へ続く。

次回の記事:響鬼【十三之巻・乱れる運命(さだめ)】1
http://kanzaki.sub.jp/archives/000637.html

Posted by kanzaki at 2005年04月24日 21:05 | トラックバック (0)