2021年03月18日

「ゼロ秒思考」(赤羽雄二 著)とは〜悩みやもやもやを全部A4用紙に書き出すことで、誰でも本来の頭のよさを取り戻せる画期的な方法

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今回は「ゼロ秒思考」(赤羽雄二 著)についてご紹介します。
悩みを減らす方法、もやもやを減らす方法です。


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・同著者『変化できる人 人は誰でも、何歳でも変わることができる』より


これまで悩みを減らす方法、もやもやを減らす方法はたくさん提唱されてきましたが、なかなか効き目を体感することはできませんでした。
それに対して、私は、悩みやもやもやを全部A4用紙に書き出すことで、誰でも本来の頭のよさを取り戻せる画期的な方法を2013年出版の『ゼロ秒思考』でご紹介しました。
数十万人の方がこのA4メモ書きを試し、大きな効果を実感されています。


やり方は簡単です。
A4用紙を横置きにし、左上に浮かんだテーマ、右上に日付、本文は4〜6行、それぞれ20〜30字ずつ書くだけです。


ここまでは普通のメモとあまり変わっていませんが、これを頑張って、1ページ1分で書くこと、毎日10〜20ページ、頭に浮かんだときに書くことが、最大のポイントです。


そうやって書くことで、頭の中でもやっとしていたこと、嫌な思い、なんでこうなるのという気分の悪さなどが目の前の紙に書かれていきます。


目で見ることで、それが何であるか、はっきりと認識され、愚痴の連続ではなく、課題として理解されるようになります。


課題が理解されると、私たちの頭、心は不思議なほど、それを解決しようという考えにいたります。
ヒトは、そのように前向きに生きることができるように進化してきたようです。


頭の中だけで、もてあそぶ、あるいは苦しむのではなく、感じた瞬間にささっと目の前の紙に書き出すことで、明確に認識して前に進む勇気が生まれるのです。


それを繰り返していると、もやっとした瞬間に整理し、どう行動すべきかまで目に浮かぶようになります。


究極の姿として、瞬時に、つまりゼロ秒で考えることができるようになります。
それが『ゼロ秒思考』という題名のいわれです。


余談ですが、この『ゼロ秒思考』のA4メモ書きは、「アクティブ瞑想」ともいえる行動ではないかと勝手に考えています。


※※※


ネットでも実践している人をよく見かけます。
最近だと、「iPad Pro」等のタブレット端末にスタイラスペンで書いて実践している人います。
朝活の一環だという人もいますね。


私は、コピーや印刷した裏紙を使用しています。
これならお金がかかりませんから、気にせずガシガシ書けます。


頭の中だけで考えているより、アウトプットした方が考えがまとまるし、次の一手を決めやすいです。


難しい方法でもないし、お金もかかりません。
試しにやってみてはいかがでしょうか。


おそらく、2〜3日は余裕で実践できます。
これがその後、ずっと毎日やっていくのは、なかなか大変だと実感もできます。
それぐらい私たちは、考えを頭の中だけで回しているということでもあります。

Posted by kanzaki at 06:56
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