食事の仕方として、「ゆっくり食べる」というのが大切なのは、感覚的にもわかりますよね。
実は他にも大切なことがあります。
それは、「ゆったりした気持ちで食べること」です。
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『はたらく人のコンディショニング事典 Business Life』によりますと、人は緊張感のないときに、消化・吸収・排泄などを行うそうです。
「寝ているとき」「ゆったりしているとき」など副交感神経が働いている時です。
仕事に追われてパソコンの画面とにらめっこしながら昼食をとるとなると、交感神経が働いている状態のまま食事をしていることになります。
交感神経は「仕事をしているとき」「集中しているとき」「緊張感のあるとき」に働きます。
これではせっかく食べても消化吸収がスムーズにいかなくなってしまいます。
食べたものが吸収されないということは、栄養素としてとり込めないことになるのです。
食べ物の質はもちろんのこと、ゆったりとした気持ちで楽しく食べることも健康な体づくりには大切なんですね。
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私は、心を落ち着かせて食事する際、ある方法をしています(毎日ではありませんよ。たまに)。
それは、口へ食べ物を運ぶたびに、箸をテーブルに置くのです。
そして、ゆっくり噛みしめて、目の前の食事にだけ集中するのです。
ひとくち食べ終わったら、また改めて箸を持って口へ食べ物を運ぶ。
また箸をテーブルへ置く。
普段なら、テレビを観ながら食事をします。
しかし、心がざわざわしてどうにもならないような状態の時は、静かな環境の中でこうやって食事をします。
心に波が立っている時、別のことに集中すると、少しは落ち着くものです。
それを日々の食事で行うと、料理をおいしくいただけますし、心にも栄養が届きますよ。
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