2004年07月11日

美少女戦士セーラームーン【第39話】

セーラームーンに向かって、衛の前世・エンディミオンが剣を抜いた!
前世の悲劇を繰り返さないためとはいえ、うさぎは愛する衛に宣戦布告されてしまったのだ。
しかしうさぎの気持ちは変わらない。健気に衛を信じ続けている。
そんな時、思わぬ縁で、愛野美奈子の事務所の社長がうさぎの母にテレビレポーターの仕事を依頼する!

* * * * *

うさぎ(セーラームーン)
「どうして・・・」

衛(エンディミオン)
「(剣の先をうさぎへ向けて)うさぎ。俺は今からお前の敵になる」

うさぎ
「なんで? どういうこと?」


「前世で何故、星が滅んだのか聞いたか?」

うさぎ
「うん・・・前世の私が・・・」

回想シーン。
衛(エンディミオン)が何者かに背中から斬り付けられて死亡。
隣にいたうさぎ(プリンセス)の悲鳴と共に地球が滅びる。


「幻の銀水晶は、地球に災いを起こす」

うさぎ
「だから私と闘うの?」


「俺たちは星を滅ぼす訳にはいかない。(剣を鞘に収めながら)それだけを伝えに来た。次に逢ったら、例え俺でも油断するな」

衛と四天王はテレポートして消える。
残されたうさぎ。
衛からもらった懐中時計を握り締める。

うさぎ
「衛・・・。星を滅ぼす訳にはいかない」

そんな訳で、ついに二人は敵対する状況となりました。
ただし、今回のエピソードの後半を見る限り、衛には悪意がある訳ではないようです。
洗脳もされていないし。
どうやら、うさぎの暴走すると止まらないパワーを制御する為みたい。
四天王を人質にとられているという意味合いもあるのかな?
状況的には、Gガンダムの東方不敗(マスターアジア)みたいなもんか。
敵同士になったとはいえ、弟子のドモンに最終奥義を伝授していたし。

衛が城に戻ると、ミオがベッドで、クネクネしていましたね。
誘っているのか??
それはそうと、ミオは今でも、学校へ通ったり、芸能活動をしているのでしょうか?
次回以降に、学校のシーン等が出れば、何かしら説明があると思うのですが・・・。
ひょっとしたら、クイン・ベリルの能力によって、全員の記憶の中からミオを消去しているのかもしれません。

ミオ
「うさぎちゃんに宣戦布告しちゃったね。今頃うさぎちゃん、泣いてるかなあ」


「いや。あいつは、もう少し強い」

"もう少し"と云う微妙な言葉が良いですね。
実際、次のシーンでのうさぎは、落ち込んでいなかったし、ムシャムシャとケーキを食べていましたね。

うさぎ「大丈夫。絶対、星なんか滅びないから!」

まさか今週のエピソード最後に、セーラームーンの力が暴走して、あやうく地球が木っ端微塵になるとこだなんて、思いもしませんでした。
とうとう戦いによって、自分の母親や弟の命まで危険にさらされる事になりましたね。

後半のシーン。
エンディミオンとセーラームーンの戦いの最中、うさぎの力が暴走。
その一帯に光が広がる。
アスレッチク場に大地震。
その場にいた人たちは、泣き叫ぶ。
その中には、社長さん、うさぎのママも。
そして、弟の進悟に至っては、高い吊り橋から落ちそうになり、必死につかまっている。
(ちなみにこのシーン、命綱はつけてますが、本当にスタント無しで自分自身で演じています)

うさぎ
「(弟の進悟が死にそうになっているのを感知)進悟・・・進悟が、進悟を助けて!」


「落ち着け! 力を止めろ! お前が止めるんだ! うさぎ!」

うさぎ、その場で立ち崩れる。
胸の部分から発する光に対し、「止まって、お願い、お願い」と云いながら泣く。
ようやく、その力が止まる。
地震が止まり、進悟は橋の上に登って難を逃れる。
衛も安堵の表情。
そして近づく。


「うさぎ! 俺はもしもの時、本気でお前と戦う。俺達には、それぐらいの覚悟が必要なんだ。星を滅ぼさないためにも。お前を信じるのは俺じゃない・・・お前自身だ。いつかきっと、一緒にいられる日が来るから」

衛、テレポートをして去る。

うさぎ
「衛・・・」

変身を解除したうさぎ。
進悟のいる吊り橋へ駆けつける。
進悟、橋の中間の場所に座り込んでいる。

うさぎ
「進悟、大丈夫だった?」

進悟
「マジ、びびった・・・」

うさぎ、安堵の表情。
衛の「お前を信じるのは俺じゃない・・・お前自身だ」という言葉が脳裏をよぎる。
「私が守らなきやいけないんだ・・・」

特撮番組至上、最も強力なパワーを持った主人公。
その力をセーブできるのは自分自身のみ。
そうしなければ、愛する彼、母親、弟さえも犠牲にしてしまうのです。
今回のお話は、ギャグ満載だったのですが、よくよく考えてみると、かなり悲惨な内容です。
そうすると、小さな女の子の視聴者は見るに見られない状況になるので、前半にギャグを散りばめたり、セーラールナを活躍させたのかもしれませんね。

育子ママと、美奈子の所属する芸能プロダクションの齋藤社長は、高校時代の演劇部で一緒だったという設定が飛び出しましたね。
これによって、うさぎと美奈子の関係が、少しは縮まるかもしれません。
今まで、正体は分かったものの、うさぎにとって美奈子は、やはり遠い存在。
来週で、何かしらその関係が縮まるような感じなので、その前の伏線なのでしょうね。
齋藤社長とルナのディープキスは強烈ですねぇ。
舌を入れかねないぐらいでしたよ。

そして更に、すごい展開が!

クラウンでの会話。
元基が亀吉に哀しそうな表情で話しかける。

元基
「亀吉・・・暇だな」

奥の台所から、何かか落ちて割れる音!
元基、驚いて振り向く。

元基
「お前、また? いい加減、モノを壊すのやめろって。また弁償代、増えちゃうよ。せっかく、ここに住み込めるように頼んだんだからさ。もうちょっさとさ!」

元基、近づく。
下には、割れたガラスの食器が散乱している。
クラウンのエプロンを着たその張本人、強く握りこぶしを作っている。
ここのシーン、顔を見せていませんが、食器を割ったのは誰か分かりますよね?
まさか四天王の一人、ネフライトがクラウンで勤めるとは!
まだ人間の生活には慣れていないようですが、ちゃんとエプロンをしているところに萌え。
それにしても、元基はいい奴ですよねぇ。
先週、暴力を振るわれたのに、このままじゃいけないと、自分の勤めている会社に就職を斡旋してあげているんだから。
こんなに優しい奴なんだから、まことも振り向いてあげて欲しいものですよ。
ここで働いているということは当然、セーラー戦士と出会うのは必至。
亜美との再会により、何かしら恋愛ドラマの展開になるのでしょうか?
ネフライトは亜美の顔を見て驚き、亜美は人間の姿になったネフライトに気づかない。
そこで、ネフライトが、どういう行動に出るのやら。
最後は、亜美をかばって死にそうな予感・・・。
けれど、人間的な感情が芽生えて死ぬのならば、それはそれで良い最後かもしれません。
ひょっとして、大方の予想を裏切って、元基をかばって死んだりして(汗)。
ネフライトは人間の姿になってからの方が、キャラが立っていて面白いですね。

育子ママ&齋藤社長のドタバタは、過剰過ぎた気もしないではありませんが、楽しかったですね。
最終回前の数話になると、こういうドタバタも出来ないし、うさぎの家族達を描くシーンも殆ど無いでしょうから、今しかありませんものね。
育子ママと齋藤社長のテンションの高さと、呆れているうさぎと進悟の対比が面白いです。

うさぎ「なんで、バラなの?」

進悟「さあ」

そして何故か、戦場のシーンへ突入するとは!
この妄想シーン、お金と時間がかかっています。
爆発もしているし。
いきなり場面が変わる様は、アニメ的でしたね。
「うる星やつら」とかで、よくやっていました。

今回の妖魔は、氷の弾丸を飛ばしていました。
まるで、スナイパー。
ここからシリアスな展開へ続きます。
セーラールナは、小さな女の子達に人気なので、セーラームーンと二人での活躍に大喜びでしょう。
ルナは普段は猫のぬいぐるみ。
猫らしい本能を使い、妖魔の居所をつかみました。
今回の妖魔はスナイパーなので、格闘は不向き。
ピンチになったら、命乞いをしていましたね。
金のハリセンが顔に激突して、痛そうな表情をしたり可愛い奴です。
こんなに表情豊かな妖魔ははじめてです。
だから死んだときは、ちょっと哀しかったです。
妖魔を倒したセーラールナを後ろから不意打ちをせずに見ているクンツァイトにも萌え。

まあそんな訳で、ギャグとシリアスが極端なお話しでしたが、みなさんはどうでしたか?
来週は美奈子メインのお話しのようです。
予告を見ていて、美奈子とレイの姿に、「東京フレンドパーク?」と思ったのは私だけでは無いはず(笑)。

来週もお楽しみに!

Posted by kanzaki at 2004年07月11日 23:52 | トラックバック (0)
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