2004年07月19日

美少女戦士セーラームーン【第40話・その2】

前回の続き

OBSオレンジ放送というテレビ局のスタジオ。
齋藤社長が金色の蝶ネクタイと派手な衣装を着て登場。

齋藤社長
「特別企画 "新曲争奪 愛野美奈子 VS 新人マーズれい子 バトル大会!!"。新曲レコーディングを賭けて、トップアイドルとド新人が友人を引き連れて、まさにガチンコ勝負。今、その幕が上がります」

動きやすい格好のメンバーが中央から登場。
愛野美奈子チームには、ルナと、ルナとおなじぐらい子供のようにはしゃぐ月野うさぎ。
一方、マーズれい子(火野レイ)チームには、本当は美奈子チームに入りたかった木野まことと、辺りをキョロキョロと見回している水野亜美。

各チームは、巨大風船(割れたら小麦粉が炸裂)が仕掛けられているBOXに入ります。

美奈子
「なに考えてるの? プリンセスまで引っ張りこむなんて」

レイ
「私たち、普段はプリンセスなんて呼ばないし、お姫様扱いもしないのよ」


社長が、メンバーにインタビューをしています。

齋藤社長
「あらっ! あなた随分、ちっちゃいわねぇ〜」

ルナ
「ちっちゃくないもん!」

齋藤社長
「(テンション落として)はい、すみませんでした」

社長とルナの会話に笑ってしまいましたよ。

その後、東京フレンドパークみたいな対決が幾つも行われます。
各ゲーム毎に、わざわざ、格闘ゲームのVS画面みたいなものまで作っており、そんなスタッフの悪ノリが大好き。

第一回戦
ジャンプ対決
うさぎ VS まこと
うさぎ、顔面を強打しながらも一番上まで届いて勝利

第二回戦
ドンケツ
ルナ VS 亜美
自信満々のルナ、大して不安そうな亜美。しかし結果は、ルナが遠くまで吹っ飛んでしまいました。意外な亜美のパワーで勝利。

第三回戦
しっぽ取りゲーム
ルナ VS まこと
フランケンシュタインり如く仁王立ちで襲い掛かってくるまことに対し、小さくてすぱしっこいルナは、相手の又の下をスルッと潜り抜けてしっぽを奪う。

第四回戦
もの凄い数の計算対決
うさぎ VS 亜美
うさぎ、電卓で応戦するも、久々にメガネ姿のIQ300の亜美の暗算に完敗。

第五回戦
箸で豆移し
ルナ VS まこと
日々、料理をやっているまことの余裕の勝利。

第六回戦
綱引き
うさぎ VS まこと
必死に頑張るうさぎであったが、怪力まことが片手で軽く引っ張って勝利。

第七回戦
棒の上で皿回し
ルナ VS 亜美
両者5分5分の争いだったが、ルナが不意にくしゃみをしてしまい、猫の姿に戻って消えてしまって不戦敗(うさぎ、不思議がる社長を誤魔化す)。

第八回戦
相撲(お相撲さんのズラと着ぐるみ装着。まことの方だけ、何故か乳首あり)
うさぎ VS まこと
やはりパワーの差で、まことの勝ち

美奈子、風船が割れて顔が真っ白。

レイ
「残念ね」

美奈子
「(立ち上がり)まだよっ!」

齋藤社長
「(カメラ目線で)ここで一旦、コマーシャル」

本当に、CMに突入(お。
ドラマなのかバラエティ番組なのか良く分からない状況で進行(でも結構、好き)。

最終決戦
スポーツチャンバラ(身体の各位に紙風船装着)
美奈子 VS レイ
スターウォーズのような音楽に合わせての勝負。
剣を振る際、なんだか、ライトセーバーのような音が出てます。
途中より、社長の粋な計らいによって、他のメンバーも助太刀。
そういや初めて、美奈子がまことを「まこと!」と名前で呼びましたね。
みんなが、ワイワイと勝負していると、社長がスタッフに指示して退席させます。

齋藤社長
「美奈子、歌をやめるなんて許さないわよ」

ルナ(猫)とアルテミスも、その姿を見ている(おっ、久々にフルCGでの登場だ)。

みんな疲れきって床に座り込む。
笑顔、笑顔、笑顔。
なんだか、女の子版スタンド・バイ・ミーのよう。

うさぎ、まこと、ルナ、亜美が帰り道にワイワイと話していると、意味もなく妖魔登場(使いまわしのザコキャラ軍団)。
美奈子の新曲をレコーディング。
その曲に合わせての戦闘。
曲が流れている間、戦士たちの声はオミット(変身シーンも無し)。
戦闘シーンに歌が挿入されると、まるでマクロス(お。
戦闘方法は、先ほどのゲーム大会とシンクロ。
ジュピターは、両手を触手で縛られるけれど、綱引きのように引っ張って相手を打尽。
マーキュリーは、ドンケツで妖魔を倒す。
ルナは、妖魔たちに取り囲まれるや、相手の又の下をスルッと潜り抜けて脱出。
最後に、各人の武器を取り出し、波状攻撃で妖魔を粉砕。
最後にみんな、握りこぶしで親指を突きたて、カメラ目線で「イエイ!」。
綺麗にまとまった戦闘シーンでした。

場所は変わり、夕暮れの川べりの公園。
なんだか、橘さんと睦月がいてもおかしくなさそう。ウェーイ!
美奈子とレイが立ち話をしている。

美奈子
「私に歌わせるために、あんなことをしたの?」

レイ
「そんなに親切じゃないわ。あなたが前世しか見ないのが、なんだかイライラするのよ」

美奈子
「私たちには使命があるのよ」

レイ
「最近、前世なんて言葉、嫌いになってきたわ」

美奈子
「マーズ! 私たちには前世から受け継いで・・・」

レイ
「そんなんじゃないっ! そういうことじゃなくて、あなたの今が問題なのよ。私なら・・・可能性がゼロじゃないなら・・・手術するわ」

美奈子
「(一旦考え込み、そして顔を起こして怒りをこみ上げる)あなたはまだ、使命の重さが分かってないのよっ!」

美奈子、そそくさに立ち去る。
それを哀しそうに見つめるレイ。
歩いている美奈子の前に、アルテミスが待っている。

アルテミス
「(哀しそうに)美奈子・・・」

美奈子、バトル大会での皆の楽しそうな表情を回想。
両手の平を見つめる。
左手に一滴の水玉が落ちる。
いつの間にか、泣いていたのだ(エヴァ・・・)。
自分で自分を抱きしめる。
その後ろ、Vの字編隊で飛ぶ鳥たち(偶然に映ったのならば、神がかりの演出ですね)。

今回の放送は、ここまで。
使命という言葉で、死に至る病への恐怖を抑えていたのがよく分かる最後でしたね。
死への恐怖というのを題材にしたドラマや映画は数多くありますが、この番組では、凛とした姿を中心に映し出し、それが返って、死への恐怖を抱いているんだろうなあと逆説的に感じさせて良い演出ですね。
彼女は手術を受け、生きるという事に対して前向きになるのでしょうか。
脚本家の小林靖子さんならば、ちゃんとその答えを出してくれると思います。
いつしか美奈子が、クラウンでみんなとはしゃぐ場面が見られるといいですね。
亜美のお母さんは医者という設定は、何かに活かされるのかもしれません。

次週予告は何故か、なるちゃんばかりが映っています。
劇中に登場する普通の人達が、セーラー戦士達の正体を知ってしまう、重要な回です。
映画「スパイダーマン2」でも、ここの部分は重要なところでしたからね。
期待しましょう!

Posted by kanzaki at 2004年07月19日 19:30 | トラックバック (0)
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