2004年07月18日

美少女戦士セーラームーン【第40話・その1】

「セーラーヴィーナスじゃない私なんか、いないんだよ」

歌手引退を決意する美奈子。
そんな美奈子に、新人・マーズれい子が挑戦状を叩きつけ…!

* * * * *

今回は、《バトル大会》シーンが中心のお話しでしたね。
東京フレンドパークというか、モーニング娘。の番組というか、はたまた「ドキッ! 女だらけの水着大会(ポロリもあるよ)」みたいな。
表面上はギャグで覆っているけれど、本当は、愛野美奈子という、たった14歳の女の子が死に至る病と向き合うというヘビーな内容。
それでは、レビューしてみますか(ビデオを録画している方は、再生の準備を)。

夜、ホテルの一室。
愛野美奈子とアルテミスがいる。
ソファに座る美奈子、真剣な表情。

美奈子
「アルテミス。私、決めた」

アルテミス
「えっ?」

美奈子
「もう、歌はやめる」

アルテミス
「美奈子!」

美奈子
「私に残った時間、どんどん少なくなっている(余命2か月)。もう、余計なことに使っている余裕ないよ」

アルテミス
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ! 君にはセーラーヴィーナスじゃない、愛野美奈子としての時間は持って欲しいんだ」

美奈子
「どうして?」

アルテミス
「あっ・・・どうしてって・・・」

美奈子
「前世の使命を果たす為に生まれてきたんだから、その為に生きなきゃ。セーラーヴィーナスじゃない私なんか、いないんだよ」

アルテミス
「美奈子・・・」

美奈子
「社長に云わなきゃね。大騒ぎされちゃうけれど・・・」

次にクラウンで、他の戦士たちの会話が繰り広げられるのですが、えっと、ネフ吉君とは逢わなかったのかな?
元基の性格からして、新人を紹介するような気がするのですが、カットしたのか、次回以降のストーリーの為なのでしょうかね。

美奈子が齋藤社長に芸能活動をやめることを伝えようとしているシーン。
ここ最近、社長の出番が多いですね。
子供の出演が多い中で、脇を固める大人というのは重要なものです(特に今回はそうでしたね)。

美奈子がスタジオの控え室でメイクをしている時、齋藤社長と一緒にマーズれい子(火野レイ)が登場しましたね。
マーズれい子がさっそうと歩く姿、かっこ良かったですね。
演じている北川景子さんは現役モデルだけのことはあり、とてもカッコよかったです。
濃いめのメイクと白いブーツ、ジーンズ生地のホットパンツ。
キリリと決まっています。
その歩く姿をお尻を中心に下から撮影するカメラアングルは、ある意味、神(笑)。
それにしても、火野レイが、愛野美奈子の事を気遣って、わざとライバルとして登場したのは分かりますが(アルテミスが相談しに行ったと思われるシーンがちょっとだけありましたし)、齋藤社長とはどういったやりとりが行われたのか気になりますよね。
ザ・テレビジョンとかでは、その過程があった事が書かれているので、尺の都合上カットされたのかな?
特に今回は、カットされたと思われるシーンが多かったですね。

次のマーズれい子の着物姿での撮影シーンも凄いですね。
エロティシズム満載です。
設定上、中学生なんですけれど(汗)。
その時の社長の言動から云っても、どうやら火野レイと打ち合わせして、愛野美奈子を奮い立たせるように仕向けているみたいですね。

次のシーンは、お馴染みのクラウン。
普段着姿で地場衛が来店。
こうして普通に来られるという事は、ダーク・キングダムで完全に囚われの身になっている訳ではないようですね。
かなり自由な感じ。
そういう風に出来るようにする為にも、先週、セーラー戦士達と敵対する関係だと、クイン・ベリルにアピールしたと脳内補完(けれど、何しに来たのかは不明。うさぎに出くわすかもしれないし)。

元基
「衛! お前、なんだよ! 最近、ぜんぜん連絡がつかないし」


「悪い。いろいろと忙しくて」

そこへギコちない手つきで、水の入ったグラスなどが乗っかったお盆を持って、ネフライト(人間体)が現れる。
先週同様、エプロン姿でアルバイトをしている。
<そういや私、毎週、ネフライトの出ている場面をこうしてリライトしていますね(笑)>
ネフライト、衛の前で立ち止まる。
目の前にいるのが衛と気づくが、衛と視線を合わせない。

元基
「ああ、彼ね。最近、住み込みのバイトで入ったんだ。ネフ吉くんっつうの」


「ネフ吉くん?」

元基
「名前、覚えづらいからさ。俺が付けたアダ名(握りこぶしで親指を立てる)」

衛、(´,_ゝ`)プッと笑う。
その姿に、ネフライトが激怒。

ネフライト
「(元基に向かって)貴様っ、笑うような名前を付けたのかっ!」

元基
「(慌てた表情で)いやっ、そんな事ないよ。親しみやすいよ(笑顔を向ける)」

ネフライトの怒りは収まらない。
ヤバイと思った元基、

元基
「あっ。俺、掃除してくるから、後は頼むね」

と、そそくさに退散。


「無事だったんだな」

ネフライト
「死んだほうが、マシだった」


「馬鹿、良かったじゃないか」

ネフライト
「マスター! 俺をダーク・キングダムへ連れて行ってくれ! 頼む」

真剣な表情で、衛に顔を近づける(その間も、お盆はしっかりと持っている)。


「行ってどうする」

ネフライト
「クイン・ベリルに・・・その為に俺は死なずにいる」


「そんな事は忘れろ。お前は普通の人間になったんだ」

ネフライト
「四天王としての誇りを捨てろと云うのかっ!(けれど、お盆を持って、エプロン姿)」


「その方がいい。何かあったら、元基に相談しろ。あいつ、いい奴だから」

衛、店から去る。
ネフライト、持っていたお盆を床に投げつける。
散乱するガラスコップやおしぼり。
握りこぶしを作る。

・・・ここのシーン、結構、好きですよ。
元基も衛も、違った視線でネフ吉くんを支えてあげているのですから。
原作やアニメと違って、男性側のキャラクターにもスポットが当てられているのが実写版の良いところですね。
それにしても、元基はいい奴ですね。
どうやら来週、木野まことが、セーラージュピターだという事を知ってしまうみたいです。
果たして、彼の恋愛は成就するのでしょうか。
仮面ライダーブレイドの方では、虎太郎の恋愛劇が終わってしまったので、元基の方はせめて・・・。

再び、美奈子とレイ、社長のシーン。
社長は、美奈子よりマーズれい子の方がお気に入りの様子。
人一倍プライドの高い美奈子。
そんな釣りに、ついつい引っかかってしまっています。
次のCD収録をかけて、勝負が始まります!

CMでは、新しいCMが流れていましたね。
プリンセスハープ。
あのハープ、劇中でも糸がないのに、手をかざすだけでメロディが流れていましたが、オモチャの方も、その通りの機能となっています!
しかも、ハープから剣に変形も可能。
かなり凝ったアイテムだったのですね。
基本的に玩具界では、楽器系のオモチャは売れないみたいですが、ストーリー上、欠かせないアイテムですし、武器にも変形するから、それなりに売れるのではないでしょうか。
それにしても、とっくの昔に発売中である、セーラータンバリンのCMはやらないのでしょうか?
やっぱり売れてないから?

CM明け、月野うさぎが、自宅でテレビを見ながら笑っているシーンから始まります。
テレビには、なにやら男が、一人漫談をしている番組が映っています。
うさぎは、携帯電話で美奈子に逢えると誘われて出て行きます。

うさぎ
「ママ、ちょっと出かけてくる! テレビ見ないなら、消しておいて!」

ルナ連れて、急いで出かける。

育子ママ
「(手鏡で自分の顔を見つめながら)何でレポートの話し、駄目になっちゃったんだろうね。いいと思うんだけど・・・。はっ! (原因は)スガオちゃんのビデオの失敗ね!」

つけっ放しのテレビにレンズが寄る。
そこに写っているサングラスの男性、カメラ目線で、

テレビの男
「(みのもんたの如く)奥さん、そりゃないでしょ!」

・・・えっとですね、このテレビに出ている男の人(スズヤン)は、鈴村展弘監督です(笑)。
最近ですと第36話で、プリンセス・セーラームーンがナパームの炎の中、さっそうと登場した回を監督しています。
普通の視聴者には分からない小ネタを降り撒いているところが、他の特撮と違うところですね(威張っていいのか分かりませんが・・・汗)。

そして場面は、「新曲争奪 愛野美奈子 VS 新人マーズれい子 バトル大会!!」へと進みます。
この続きは、また次回へ。

Posted by kanzaki at 2004年07月18日 23:11 | トラックバック (0)
コメント
コメントする
名前(ニックネーム可)とメールアドレスは必ず入力してください.
メールアドレスは管理者にのみ通知されます.










名前、アドレスを登録しますか?