2005年02月10日

フォーエバー・デカレンジャー【2】

前回の続きです。

前回の記事:フォーエバー・デカレンジャー【1】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000564.html

CM明け、Bパートに入った訳ですが、今回はアイキャッチ無しで、左側隅にロゴがあるのみ。

バンは遂に、鉄工所の前まで来ます。
「鉄工所だ!」と通路を走り抜けます。

「相棒、テツ、センちゃん、ジャスミン、ウメコ、マーフィー、スワンさん、そしてボス。
見ててくれ。俺がキッチリ、アンカーつとめさせてもらうぜ!」

バンの前に、大量のアーナロイド。そして中央に、イーガロイドが立ちはだかります。
イーガロイドは云って見れば中ボス的存在。
この立ち位置は、いくつかのエピソードで同じ構図をやったからこそ映えます。
バンがデカスーツ無しで、アーナロイド達と戦っています。
しかも、スタントマンによる吹き替え無しです!!
アクションとアクションが小刻みに連続して素晴らしい動きです。
よもや、ここまで上手いとは思いませんでした。
身長が181センチもあるので、、その分、手や足が長いです。
その為、シュッと手足を伸ばすと、とても綺麗な絵となりますね。
一年間、一番身体を張って演じた載寧龍二さん。
時には走りつづけ(Episode.20「ランニング・ヒーロー」) 、時には自転車を漕ぎまくり(Episode.38「サイクリング・ボム」)、体当たりの活躍。
その役にのめり込んだ迫真の演技は、見ている者の心まで熱くさせてくれました。
現在、同局のドラマ「富豪刑事」に出演されていますが、空気化してしまっているキャラではなく、バンのように熱い活躍のシナリオを期待したいです>富豪刑事スタッフ
そして最後は、突進してくるイーガロイドと一対一の真っ向勝負。
イーガロイドの横一文字に振りかざした剣をジャンプして交わし、着地と同時に、SPシューターの銃口を鉄工所の窓ガラスへ向けて数発撃ちこむ。
その後、イーガロイドとアーナロイド達へ無謀にも向かっていったと見せかけて、実は跳ね飛ばされる反動を利用して鉄工所の部屋に飛び込んだのは、普通に凄いと思いました。
その際、イーガロイドに向かってドロップキックをしていましたね。
このドロップキックも、過去のエピソードを見ている人にとってはニヤリとする場面。
Episode.04「サイバー・ダイブ」で、落ち込んだホージーにドロップキックをしていましたっけ。
シリアスなシーンなハズなのにウケてしまいましたよ。
バンらしいというか、なんというか。
そういや、Episode.17「ツインカム・エンジェル」では、イーアルに対して、お酒を飲んで半分酔っ払った状態でウメコがドロップキックをお見舞いしていました(技名:ウメコ爆弾キック)。
ドロップキックが好きな特撮ですね。

弾を撃ちこんで強度の落ちた鉄工所の部屋の窓ガラスを破って飛び込む。
アーナロイド達も入ろうとしたが、シャッターが下りる。
緊急スイッチや、このシャッターが下りる細工はきっと、過去、アリエナイザーにデカベースへ侵入された事(例・Episode.11「プライド・スナイパー」、Episode.19「フェイク・ブルー」等多数)があったので、対抗措置として用意したのであろうと、いちいち感心してしまいます。
そういうエピソードがちゃんと複線になっているんですね。
マーフィーの小屋の中にあるスイッチを押すと、奥にデカベースのもう一つのコントロール室が現れます。
バンの操作により、暴れまわっていたデカベースロボの動きが止まります。

バン「みんな! デカベースのコントロールは取り戻した。もう、俺達のもんだ!」

この言葉に形勢逆転ですよ。
ウニーガに首を押さえられていたホージーも、その言葉で力がみなぎり、相手の手をなぎ払うと、強烈なアッパーをお見舞いしました。
Episode.26「クール・パッション」において、イリーガルマッチの最中、同じようにジーバにアッパーを食らわしていましたね。

ジャスミンの「どーんといってみよう!(欽ちゃんネタ)」の後、デカレッド以外の4人が変身。

バンは長官ヌマ・Oに、宇宙にいる艦隊への罠を伝えます。
するとヌマ・Oは、全艦隊に緊急停止を命じます。
無数の艦隊が一斉に、慣性の法則を無視するほどピタッと止まったのには笑いました。

デカピンクのドロップキックは先ほど述べましたウメコ爆弾キック?
他のメンバーも、アリエナイザー達へ次々と攻撃をします。

バンの操作で、デカベースロボもデカベースの姿へ元通り。
慌てふためくアブレラ。

後ろの壁が開き、いつもデカレンジャーとドギー達がいるデカルームが現れる。
その奥の通路からバンが颯爽と駆け込んでくる。

バン「見たかアブレラ! 」
アブレラ「おのれー、変身も出来ない状態で私を出し抜いたと言うのか!」
バン「変身なんて出来なくったって、みんなバラバラだって、俺達の心はひとつだ!」

その後、バンがデカレッドに変身。
この変身の際のカット割は、Episode.1「ファイヤーボール・ニューカマー」と同じカット割りでした。
ニクイ演出ですね。
デカレッドのドロップキック(ドロップキック好きだなあw)で、デカベースから外へ追い出されるアブレラ。
他のアリエナイザーもアブレラの周りにダメージを受けながら落ちてくる。
デカレッドに引き続き、他のデカレンジャーも颯爽と登場。

この最後の戦いの場所は、オープニング曲で、デカレンジャーのメンバーが走っているシーンを撮影した場所ですよね。
お台場の「夢の大橋」です。
後ろに大観覧車も見えますね。
最後に相応しい場所だと思います(撮影場所もベストチョイス。何て完璧な最終回なんでしょう!)。

デカレンジャー6人が横一列に並びます。
デカレッド「エージェント・アブレラ! お前の野望はここまでだ!」
その後、遂に最後の名乗りです。

一つ!非道な悪事を憎み!
二つ!不思議な事件を追って!
三つ!未来の科学で捜査!
四つ!良からぬ宇宙の悪を!
五つ!一気にスピード退治!
六つ!無敵が何かイイ!

SPD!
デカレッド!
デカブルー!
デカグリーン!
デカイエロー!
デカピンク!
デカブレイク!

特捜戦隊!
デカレンジャー!!

おお! 最終回にして初めて、デカブレイクも一緒に名乗りをあげましたよ。
いつもの名乗り口上である「無法な悪を迎え撃ち、恐怖の闇をぶち破る。夜明けの刑事デカブレイク!」もいいけれど、この特キョウの人達がついついと口にしてしまう「何かイイ!」を使ったのにはニヤけました。
Episode.40「ゴールドバッヂ・エデュケーション」にて、テツの上司の女特キョウ、リサも云ってましたっけ。

名乗りが終わると同時にサイキックラバーの唄う主題歌「特捜戦隊デカレンジャー」が鳴り響きます。
もうね、出だしのBGMで身震いもんですよ。

アブレラ「私は幾つもの銀河を滅ぼしてきた。こんな辺境の地で、やられはしない!」
デカレッド「そいつはどうかな! みんな行くぜ!」
全員「ロジャー!」

デカレンジャーが咆哮の中、敵に向かって突っ走ります。
もうデカレンジャーのペース。
いくら相手が強かろうが、彼らは無敵。

デカピンク「お金の為に人の人生を奪うやつらに!」
デカイエロー「私達は絶対、負けない!」
デカブルー「一番大事なのはなんなのか!」
デカグリーン「お前らには分からないだろう!」
デカブレイク「それは勇気と愛と!」
デカレッド「正義を信じる心なんだ!」

デカイエローとデカピンクの「ツインカム・シュート(ディーショットによる同時射撃)」でスキーラガはデリート。
デカブルーの「ブルーフィニッシュ」とデカグリーンの「グリーンクラッシュ」・・・ディーロッドを使い、まるで宇宙刑事のようにガニメデを切り裂いてデリート(劇場版では、マシンハスキーに乗った状態で繰り出すディースナイパーの砲撃が、ブルーフィニッシュと云う名称だった)。
デカブレイクは「必殺拳ソニックハンマー」により、空高く舞い上がり、落下しながらの左の下段突きでウニーガを一撃でデリート(何となく「ソニックハンド」と聞こえるけれど、多分、Episode.23で初登場した「ソニックハンマー」だと思う)。

三体のアリエナイザーが爆発する際、デカブレイクを中心に、デカレッドを除くメンバーが一列になっていましたね。
「ゴッチュー」の声が全員、息ぴったり。
これは、バンがファイヤースクアッドへ移った後、残された他の5人の活躍を再現したものだと思うと、なかなか感慨深い。

デカレッドはハイブリッドマグナムで、アブレラを弱らせます。
デカレッドの元へ、他のメンバーが駆け寄ります。

デカレッド「レイン星人アブレラ! 銀河消滅および惑星間戦争における大量殺人の罪でジャッジメント!」

ジャッジメントタイム!

アリエナイザーに対しては、スペシャルポリスの要請により、はるか銀河の彼方にある宇宙最高裁判所から判決がくだされる


×

×

×

×

(判決と同時に、後ろに流れている曲の歌詞が「♪正義の前では息の根は止まる」なのが、芸が細かい)

デカレッド「デリート!」
メンバー「ロジャー!」

アブレラ「私を倒して終わりと思うなよ。この宇宙に人類がある限り、絶対、犯罪はなくならない! 誰の中にも私と同じ欲望があるのだ!」

デカレッド「それでも俺達は信じている。宇宙に生きている皆の中に、正義の心が永遠に燃えつづけてるってな! それがある限り、悪の栄える未来は無いんだ!」

そして、ここでマーフィーK9登場。
ホネ型の起動キー“キーボーン”をくわえるてディーバズーカに変形。
久々の活躍です。
最後が、ディーバズーカでトドメと云うのが、初期のスタイルっぽくていいですね。
ラストバトルがロボット同士による戦闘よりも感慨深いものがあります。
これならば、デカブレイクも参加できますしね。
6人の刑事の最後の活躍を見せるには、スワットモードよりもこちらの方が効果的です。

「ストライクアウト!」

いつもと違い、二連射です。
「お〜の〜れ〜」と苦しみながら、アブレラが大爆発。

喜ぶみんな。
ついついデカピンクは、SPライセンスでボスへ報告してしまいます。
みんな意気消沈。
そうです。
ボスは戦いの最中・・・。

悲しみの表情の中、変身解除。

バン「泣くなよ、ジャスミン、ウメコ。泣いたら・・・天国のボスだって・・・悲しむ・・・ぜ」

みんな涙が溢れている。

SPライセンスからの声「誰が天国だって?」

マーフィーが吼えた方向を全員が振り向く。
遠くから、スワンさんに肩を借りてゆっくりとドギーが近づいてくる。

マーフィーがスワンさんの胸に飛び込む。
それを優しく受け入れる。

デカレンジャーの皆がボスに抱きつく。

ドギー「みんな、よくやってくれた。お前達6人が宇宙最大のピンチを救ってくれたんだ」
バン「俺達だけじゃないっスよ。ボスやスワンさんや、みんな(テレビの前のチビッコと大きなお友達の意味もあるのだろう)がいてくれたからです」

頷くみんな。
ジャスミン、ウメコ、テツは涙目です。
この三人の涙は、本物ですよね。
今までを振り返って、感極まったのかもしれません。
それだけ思い入れがあったって事ですよ。

スワン「ねえ、ドゥギー。この子達、とうとう宇宙一のチームになったわね」
ドギー「そうだな。俺は、お前達を誇りに思う」

ドギーは一人一人を抱きます。
なんか、見ている私までこみ上げてくるものがあります。
卒業式をみているかのよう・・・。

ドギー「これにて一件コンプリート」
バン「メガロポリスは」
全員「日本晴れ!」

みんな手を挙げて叫びます。
ドギーの両手挙げに、ちょっと萌え。

地球の危機も、宇宙警察最大の危機も、バン達のチームワークで見事に乗り越えることが出来た。
だが、これからもデカレンジャーは戦いつづける。
いつの日か、本当に平和が来ると信じて。
ありがとう、デカレンジャー。
そして、これからも頼むぞ、特捜戦隊デカレンジャー!

変身後のスーツ姿で一列に並ぶ。
4年に一度しか変身しないスワンさんも、デカスワンに!
できれば、デカブライトとデカゴールドも・・・。

デカマスター「デカレンジャー出動!」
全員「ロジャー!」

駆け抜けるシーンで終了。

その後、主題歌の再演奏の中、後日談。

テツが、金色のバッチから銀色のバッチに変わっています。

テツ「本日付で正式に地球署に配属されました。改めて宜しくお願いします。気取らない性格ですので、”相棒”って呼んでください」

・・・初登場時の台詞が「相棒」に変わっています。
そして4人が「ナンセンス」と逆に云っているのが笑った。
テツは地球人ですし、バンの後を引き継ぎたいと云う意志があったのでしょう。
テツの上司リサは、どういう言葉で彼を自分の手元から離したのかが知りたいですね。

ホージーが下着泥棒のアリエナイザーを追っています(アリエナイザーは、デカレンジャーのスーツアクターさん)。
アブレラをデリートすると云う大きな事件を解決した後も、こういう犯罪も扱っているのがいいですね。
あの事件も日々の仕事の一つ。
これからも、色んな事件を解決していくんだと云う感じ。
普通の戦隊モノは、ラスボスを倒したら、その世界の不思議な事件は無くなるけれど、デカレンは違う。
だから視聴者も爽やかにラストを受け入れられるんでしょうね。

センちゃんは、のんびりとアンパンと牛乳でお腹を満たしながらの見張り。
アナログなシチュエーションが、センちゃんらしい。
シンキングポーズ(逆立ち)の際の「よっこらせ」の小さな声が萌え。

射撃の後、銃口の煙を吹くジャスミンがかっこいい。
敵の女は、スーツアクターさん?

マーフィーとウメコは切っても切れない仲。
最後は一緒にお風呂に入ってしまいました。
風呂の中でじっとしているマーフィー萌え。

テツは逃げるアリエナイザーを「待ちやがれ!」と叫んで、そして格闘していましたね。
なんだか、バンみたい。
良い感じに成長したキャラですよね。

スワンさんはお茶をしながら、いつものように笑顔。
実際の撮影現場でも、本当にスワンさんそのものだったとか。

地球署でデカレンジャーが出動をしようとしていた頃、月が三つある星において、バンは子供を助けていました。
子供と接しているバンは、地球署の頃と変わりありません。

連絡が入って取り出したのは、SPライセンス。
しかも、赤いSPライセンス。
「S.P.D FS(ファイヤースクアッド)」

ギョクの率いるファイヤースクアッドの一員として、宇宙を舞台に活動するバン。
赤割らず髪はツンツンですが、左右だけは後ろへ流しています。
ギョクに「バンバン」と呼ばれるのは好きじゃないみたい。

「一気に行くぜ! エマージェンシー!」と変身するところで終了。
変身後の姿って、「デカファイヤー」とか云うのかなあ。
そのスーツ姿を見たかったですね。

マジレンジャーの予告の後、まだまだ面白映像が!
何と、提供読み上げの際、デカレッドとマジレッドが登場。
手を組み合わせ、正義のバトンタッチです。
最後はデカレッドがマジレッドの肩を組み、マジレッドはピースサイン。
ちゃんと、キャラが描き分けられていますね。
しかも変身前の各キャラクター通り、マジレッドの方が背が低くしてあるのも偉い。

デカレンジャーが最高過ぎて、放送前からマジレンジャーに対してアンチになっている人も多かったと思います。
しかし、この正義のバトンタッチを見せられたら、流石に一話はちゃんと見てやりたいと思ったのではないでしょうか。

とにかくデカレンジャーの最終回は、ここをこうすれば燃える、ここをこうすれば視聴者は喜ぶ・・・そういうモノを全て凝縮した最強のエピソードでした。

第1話から最終回まで全く文句無しのストーリー。
過去最高傑作と云っても良いでしょう。

最近の特撮は、鬱になりそうなストーリー展開がもてはやされていただけに、特撮の大通りをまっすぐに突き進んだ展開は素晴らしい。
1年間見続けてよかったと思える最終回。
ちゃんとキャラを描きつつ、巧みなストーリー展開。
これを超える「テレビドラマ」って、そうそう無いと思いますよ。

ちなみに最終回の日、アメリカでは海外版の特捜戦隊デカレンジャー「POWER RANGERS S.P.D」が始まりました。

海外版の特捜戦隊デカレンジャー【POWER RANGERS S.P.D】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000475.html

もう日本では彼らの活躍は見られないのか?
いいえ。
Vシネマ「特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー」が3月21日(月)にリリースされます。
仮面ライダー響鬼に立花香須実役で出演している蒲生麻由さんも、あのサキュバス役で出演しているとか。
ストーリーは、デカレン最終回よりも前みたいですので、バンも地球署で活躍しています。
このシリーズ、多分、来年は来年で「魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー」が出ると思います。
まだまだ、楽しみは続きます!

Posted by kanzaki at 2005年02月10日 23:26 | トラックバック (0)