仮面ライダー響鬼
放送日:2005年3月6日(日)
話数:第6話
サブタイトル:六之巻 叩く魂
脚本:きだつよし 大石真司
監督:坂本太郎
あらすじ:
バケガニの魔化魍の攻撃に不意を突かれた響鬼。
大きな傷を負って魔化魍から逃れる。
受験が終わるまでヒビキと会わないと決めていた明日夢だったが、ヒビキに悩みを聞いてもらうため“たちばな”を訪れる。
しかし、戦いに出ているヒビキとは会えずじまい。そこで香須実を訪ねてきたバイクに乗る美青年と遭遇し・・・
前回の記事:響鬼【五之巻・熔ける海】2
http://kanzaki.sub.jp/archives/000586.html
レビュー:
えー毎週、楽しみに見ている響鬼。
ネット上での評判も良いし、さぞかし視聴率も高いのだろうと調べてみました。
第1話…8.6%
第2話…7.0%
第3話…7.9%
第4話…6.4%
第5話…6.8%
・・・あれ? 今ひとつですね。アギトをピークに年々下がっていたものの、6%台にまでなるとは。
原因は、「前作のブレイドが悪かったから」「裏番組で、ライブドアVSフジテレビの特集をやっているから」だと思います。
ライブドア関連は、今月の裁判である程度鎮火するでしょうから、上向きになってくれるのではないでしょうか。
今年ってこの先、世間的には愛知万博以外に大きなイベントも無いですし、作品の良さが口コミで広がって高視聴率になるのを期待しています。
そうそう。毎週、「水曜どうでしょう(http://www.htb.co.jp/suidou/)」を見ているのですが、ふと「演出が似ているなあ」と思いました。
今、「リヤカー喜界島一周」編を見ています。
太鼓の音と共に、黒い背景に白い大きな筆文字で「歩いてテント」「喜界島」等のテロップを表示させる演出。
響鬼でも使われていますよね?(先週と今週を担当している坂本監督はあまり使っていませんが)。
響鬼のスタッフに「水曜どうでしょう」ファンがいるのかもしれませんね。
高寺プロデューサー辺りが好きそうだなあ。
その高寺プロデューサーは「仮面ライダークウガ」を担当していた時、第2話で教会のセットを作りました。
ステンドグラスから座席まで、それは本物と見間違うぐらい精密なものです。
そりゃそうだ。なにせ、2億円もかけたのですから!!
しかしそれを、たったワンシーンで燃やしちゃいました。
初回から車を大量に破壊、警察署へ突っ込ませたり、大型トレーラーをひっくり返したりとお金の掛かることばかりやってました。
おかげでしょっぱなで予算を使いきり、その後は自転車操業。
無茶なスケジュール、無茶なお金の使い方で現場は大混乱。
荒川先生の書いた脚本を何度も納得いくまでリテイクさせ撮影は遅れに遅れました(上層部より、仕事のスピードが速い白倉プロデューサー、脚本の井上敏樹先生が緊急召集されたなんてエピソードを漫画で読んだような記憶が・・・)。
そんな訳で番組は大成功、けれど東映は大赤字。
責任をとって特撮部門を追い出されました。
(クリスマス商戦の目玉のはずのアルティメットフォームを最終回しか戦わず、それもほんの一瞬。後は生身での殴り合いだもんなあ。おかげで、オモチャの売上も絶不調。これも左遷の理由の一つでしょう)
響鬼も最初から屋久島ロケをやったり、次週、巨大な太鼓を使ってセットを組んだりと、かなりお金をかけていますよね(特撮・・・特にCGは今ひとつチャチですが)。
果たして最後まで、ちゃんとやれるのでしょうか?
そして響鬼は視聴率的にも商業的にも大ヒットするのでしょうか?
期待をこめ、早速レビューと行きましょう。
オープング曲が終わりスポンサーの紹介。
「仮面ライダー響鬼は、楽しいときを創る企業バンダイと、ご覧のスポンサーの提供でお送りします」
今まで、安達明日夢役の栩原楽人くんがナレーションをしていましたが、今回からは、持田ひとみ役の森絵梨佳さんに変わりました。
そういえば、クウガの時も同じように変えていきましたよね。
いつか童子や姫もナレーションをするのでしょうかね(確かクウガでは、”バラのタトゥの女”もやっていたから、実現するかも)。
テーマソング「少年よ」のCMをやっていました。
「唄」「布施 明」と本編のように筆文字を使っています(本編のと違って、楷書と云うんですか? 習字の教科書に掲載されているような無難な書体)。
「♪それが君のHIBIKI 」の後、本編とは違ってBGMが続きます。
なかなか雄大な感じでして、是非聴いてみたいものです。
続いて、RIDER CHIPSのベストアルバムのCM。
初代ライダー風のナレーション、そしてタイトルの「大人買い」に笑いました。
リーダーは野村義男さん(よっちゃん)。
平成ライダーでは「DEEP BREATH」「果てしない炎の中で」「people with no name」「EGO 〜eyes glazing over」「ELEMENT」等を担当していました。
明日夢が「たちばな」の前で躊躇しています。
そこをおやっさんこと勢地郎さんが「入るんなら早く入れば」と笑って驚かします。
笑顔で頭を叩き、店の中へ通す。
なんか、いい感じのおじさんですよねえ。
生真面目だけじゃない飄々とした感じ。
飄々と云う言葉は、ヒビキさんやイブキにも当てはまりますね。
達観した精神が鬼へ変身させるのかも。
達観→傍から見ると飄々とした感じですから。
公式サイトにおやっさんも「昔は鬼」だったと書いてあったような気がするのですが、今はどこにも見当たりません。
イブキの紹介欄に、イブキの父親も鬼で、昔はおやっさんとコンビを組んでいたとあります。
おやっさんは元は「飛車」なんですね。娘の香須美さんと同じ。
設定が変わったのか??
明日夢と日菜佳さんが会話している奥の座敷で、4人の家族らしき人達がいます。
この後、日菜佳さん達は、鬼だ魔化魍だと店の中で会話するのですが、お客に聞かれて大丈夫なのかな?
ひょっとして奥の客も鬼?
「たちばな」は鬼たちのたまり場らしいし。
場面は変わり、戦いで負傷した響鬼が、ふらふらと足を海の水を付け、岩場の横を歩いています。
「いってー、てててて」と負傷した左腕を見ます。
傷口や痛みからして、やはり「装甲服」ではなく「肉体」のようです。
音角の角を展開して岩に当てて超音波を出し、海に向かってまるで釣り竿を引くようにクイックイッと動かします。
すると、魔化魍探索に出ていたディスクアニマル・キハダガニが海から戻ってきました。
響鬼は横たわり、顔をヒビキに戻します。
左右に現れたキハダガニに笑顔を向け、眠りにつきます。
なんかヒビキさん、まるでベッドに一緒に寝ている彼女へ向けるような表情ですよ。
沢山のキハダガニは、寝ている響鬼のガードをしています。
明日夢と日菜佳さんの場面に戻ります。
日菜佳さんが明日夢に、名物のきびだんごをご馳走しています。
けれどあんな大きな声で云ったら、奥のお客に気づかれちゃいますよ。
日菜佳さんが奥へ戻り、明日夢は”きびだんご”を手で摘んで一口で美味しそうに食べます。
すると、携帯電話の着信音が。
それは、ひとみからのコールだったのですが、次に明日夢の顔が映された際には、既にきびだんごは口の中にありませんでした。
一瞬のうちに飲み込んじゃったのか??
それとも、編集の繋ぎミス?
口をモグモグしたままだと、明日夢の心境を表現する際に差し支えると判断したのかも。
ひとみは学校の屋上で、克典、紀子と一緒にいます。
明日夢は何気に恵まれた環境にいるなあ。
女の子が一人だけでなく二人も常に回りにいるんだもん。
まあそういう人に限って、その羨ましさと云うものに気づいていないものなのですが。
ちなみに、ひとみが使用している携帯電話は、ボーダフォンのV402SH(フローズンピンク)だと思う。
ボーダフォンV402SH
http://www.vodafone.jp/japanese/products/kisyu/v402sh/
ひとみ「えーお腹でも壊した? モッチーこと持田と申しますが・・・別にあれって訳じゃないんだけれど」
克典「まさかお前、何も云わないで先に帰ったって事か? お前、何も云わないで先に帰るなって云っただろ!」
紀子「冷たいぞ安達!(笑)出て来い、安達!(笑)」
ひとみ「まっ、そういう事だから、あとでちゃーんと挨拶するように(笑)」
なんて羨ましい・・・。
しかし、肝心の明日夢は落ち込んでいます。
そこに、おやっさんが笑顔で登場。
城南高校の受験についての話しをします。
おやっさん「歴史の独自問題が結構、難しんだよねえ、城南は」
明日夢「はい」
おやっさん「あっ、私の大学の同期があそこで教員をやっててね。風見って云うんだけど」
明日夢「(表情の曇りが晴れて関心高く)そうなんですか!?」
おやっさん「あそこは、なかなかいい学校なんだよねえ」
明日夢「そうらしいですね(笑)」
おやっさんの人柄、性格が、明日夢の固くなっていた心を解きほぐして行くのが画面からちゃんと伝わります。
二人とも演技の出来る人達だから、これだけの会話でそれが成立するんだね。
ヒビキさんは前回、城南高校について知識がありませんでしたが、おやっさんは反対に細かく知っていますね。
ヒビキさんとは違う観点で相談にのってくれています。
それはそうと、城南高校には風見先生がいるそうです。
「風見」と聞くと、往年のライダーファンはニヤリとしますね。
仮面ライダーV3に変身するのは「風見志郎」でしたから。
演じていた宮内洋さんは、本当におやっさんと同年代のはず。
明日夢が受験に合格して入学し、担任の先生が風見先生だったらいいのにね。
明日夢はヒビキさんと戦いに出かける為、学校を休んだとしても、おやっさんと友達の風見先生ならば理解してくれるでしょうし。
でもまあ、仮面ライダークウガの時も、城南大学に「本郷教授」がいたけれど、それと同じで会話だけでしか登場しないキャラなのかもしれません。
ザンキさんもそうですが、会話の中しか登場していないにも関わらず、我々視聴者にあれこれと妄想を働かせるこの番組は奥が深いね。
香須美さんが移動車「不知火」の前でディスクアニマルをチェックしていると、キハダガニが大量に戻ってきます。
その後ろから、フラフラになりながら、ディスクアニマルの収納ボックスを持って帰ってくるヒビキさん。
「いやー、ヤラレタ、ヤラレタ」と云っています。
軽い感じの言葉で、深刻っぽく云わないところがヒビキさんらしいです。
明日夢はおやっさんに、進路についての話しをします。
おやっさんの人柄、ちゃんと自分の言葉を聞いてくれそうな雰囲気がそうさせたのでしょう。
母親の郁子さんとも、ここまで細かい話しをしている描写はありませんでしたね。
明日夢の城南を受ける理由がリアルです。
大好きなブラスバンドが有名な城北高校ではなく、偏差値とかそちらで城南高校を決めたと云うのが。
実際、現実でもそういう人が多いですしね。
結構、同世代の視聴者も共感できるところがあるんじゃないでしょうか。
でも入学してから「僕は本当にこの学校を選んで正しかったのかな?」と、明日夢ならば悩みそう。
そこで猛士に加入と云う流れなのかな?
店の外でバイクのエンジン音が止まった後、
明日夢「とにかく今は、城南受かるって頑張ってて・・・」
おやっさん「そっかー、じゃ、まー、まず高校ね。やるだけやってって行くわけだ」
明日夢「そうですね」
イブキが、白いカスミソウの花束を持って店へ入ってきます。
花言葉は「清い心」。
香須美さんへのプレゼントなのでしょう(けれど、カスミソウの花束って、案外、臭いんですよねぇ)。
姉のように慕っていると公式設定にありますが、それ以上の想いのようです。
鬼の名門、エリートだと云うのに、純粋で一途な感じで好感が持てます。
この花束、ザンキさんへのお見舞いではないんですね(泣)
おやっさん「よう!ヒビキくん」
イブキ「いやいや、イブキです。事務局長」
おやっさん「ん? イブキって云ったよ(ぼけた感じで)」
イブキ「こちらに来る度に、ヒビキとかイビキとか、色んな呼ばれ方をしている気がするんですが」
おやっさん「(笑いながら花束を見て)今日は香須美はいないよ」
イブキ「そうですか・・・」
二人は奥へ行きます。
今週、イブキは色んな新しい単語を発します。
その最初が「事務局長」。
おやっさんは、魔化魍と戦う鬼を助ける組織”猛士”の事務局長。
細かいことは後日、明日夢も分かってくるのでしょうね。
イブキと日菜佳がご対面。
イブキが奥の椅子に座った際に気づいたのですが、イブキもヒビキさん同様、腰にディスクアニマルを携帯しているんですね。
遠くの明日夢に向かって、先週同様、指を拳銃で撃つような仕草を向けます。
イブキのいつもやる行動なんでしょうね。
イブキは変身して威吹鬼になると、音撃管と云う拳銃みたいな武器を使います。
拳銃を指で表現する際、人差し指一本を使いますよね。
ヒビキさんの癖の「シュッ!」とやる仕草は二本指。
二本の指と云うのは、音撃棒二本を意味するのかもしれません。
そうすると、第三の鬼「弦の使い手」は三本指を使った動きを見せるのではないでしょうか?
ギターの弦を三本で表現するかのように。
続く。
次回の記事:響鬼【六之巻・叩く魂】2
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