2005年06月13日

特撮関連情報(6/13付)

1.仮面ライダー響鬼・劇場版にご当地ライダー登場

スポニチアネックスOSAKA 芸能
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/200506/13/ente181784.html

◆ やっぱり大阪はトラ ◆

人気ヒーロー「仮面ライダー響鬼(ヒビキ)」の劇場版に、日本5大都市の“ご当地ライダー”が登場する。タイトルは「戦国大決戦(仮題)」で、舞台が戦国時代というライダー史上、初の時代劇。響鬼らテレビシリーズのライダーの先祖としてお目見えする。

ご当地ライダーは、「47都道府県に1人ずつの鬼(ライダー)がいる」というテレビシリーズの基本設定を踏まえて誕生。東京は歌舞鬼(カブキ)でずばり歌舞伎、大阪の西鬼(ニシキ)はトラがモチーフ、名古屋の煌鬼(キラメキ)は金のしゃちほこをあしらい、福岡の羽撃鬼(ハバタキ)はタカをデザイン、そして札幌の凍鬼(トウキ)はクマと、それぞれに地元色やプロ野球の球団を生かしたスタイルだ。

響鬼らとのかかわりなどストーリーの詳細は伏せられているが、時代劇だけにバイクではなく馬を駆って悪と戦うアクションが展開。響鬼も「忍者バージョン」という新しいフォームとなることが決まっており、時代を超えた共闘シーンも見られそうだ。9月3日公開。

匿名さん、メールで記事を教えてくださってありがとうございます。
さてと、どこから突っ込んでいきましょうか(汗)
きっと、映画の中で動くと印象も変わってくるのでしょうけれどね。

「47都道府県に1人ずつの鬼(ライダー)がいる」というテレビシリーズの基本設定を踏まえて誕生・・・とありますが、関東支部だけで11人いるはずなのですがね。
また、戦国時代って、今の47都道府県制とは違うような・・・。
劇場用の鬼の一人に、「凍鬼」と云うのがいますが、現代の関東支部にも「闘鬼」と云う発音が同じ鬼がいるので、名前がかぶっているのはちょっと残念。
Gガンダムのガンダムフリーダムと、ガンダムSEEDのフリーダムガンダムみたいなもんか。

鬼には音撃用の武器がある訳ですが、新聞に掲載された写真を見るに、

西鬼→トライアングル
羽撃鬼→フルート
煌鬼→シンバル
凍鬼→銅鑼? 若しくは巨大なマイク(お
歌舞鬼→響鬼と同じ太鼓?

そんな感じでしょうか。
西鬼のトライアングルがインパクトありますねえ。
上半身と同じぐらいのデカサ!
これって、三節棍(さんせつこん・長い棒をクサリで3本連結したもの)になるんじゃないでしょうか。

さて一人一人、見ていきましょうか。

大阪の西鬼は、黄色い虎がモチーフになっています。
黄色い虎と云えば野球の「阪神タイガース」。
それが由来なんですよね?
しかし阪神は兵庫だと思いましたが・・・まあ、固いことは無しで。
トラだから、使っている武器は「”トラ”イアングル」と云うアイディアがベタで凄い。
井上先生が酒を飲みながら考えたのでしょうか(お
手のグローブ以外は、現代の鬼と共通項が少ないですね。
どっちかと云うと、龍騎達ミラーライダーに近いかも。
そういや、ミラーライダーにはタイガと云うのがいましたね。
顔は漫画「NARUTO」に出てきそうなマスクですね。

福岡の羽撃鬼は鷹がモチーフ。
「福岡ソフトバンクホークス」が元ネタみたいです。
しかし昔は「南海ホークス」と呼ばれ、大阪球場という都会のど真ん中の野球場で試合をしていたような・・・。
装備帯(ベルト)の左側にディスクアニマルのようなものをぶら下げていますね。
戦国時代にディスクアニマル??
現代のディスクアニマルとは異なるのでしょうかね。
そして装備帯の中心部には、威吹鬼の「音撃鳴・鳴風(おんげきめい・なるかぜ)」に似たようなものがあります。
羽撃鬼はフルートと云う「吹く」タイプの音撃ですから、威吹鬼と似た装備でもおかしくないですよね。
しかし、このフルート状の武器のどこに音撃鳴を付けるのやら。
ボティは何となく現代の鬼に共通するものが見受けられますが、顔が思いっきり「恐怖・鷹男」って感じで、とても正義のヒーローに見えません。
もしくは、バロム1。


名古屋の煌鬼(キラメキ)は金のしゃちほこがモチーフ。
こいつは野球のチームが元ネタではないようですね。
実は1936〜1940年に、「古屋金鯱軍(なごやきんこぐん)」と云うプロ野球球団が実在しているんですよ。

名古屋金鯱軍 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E9%87%91%E9%AF%B1%E8%BB%8D

せっかくならば野球をモチーフにして、「中日ドラゴンズ」→龍(ドラゴン)をデザインした鬼にすれば良かったのにね。

金のしゃちほこと云えば名古屋城。
その歴史を調べて見ましょう。

名古屋城の生いたち

名古屋城は、慶長5年(1600)天下分け目の戦であった関ヶ原の合戦後、徳川家康が江戸幕府の安泰のために、東海道の要所として、また大坂(現大阪)方への備えとして築城したものです。
家康は、慶長14年(1609)に清須(現愛知県清洲町)から名古屋への遷府を決定し、慶長15年(1610)に加藤清正・福島正則・前田利光等北国・西国の諸大名20名に普請(土木工事)を命じ、築城が始まりました。慶長17年(1612)に名古屋城の天守閣や諸櫓がほぼ完成し、その後本丸御殿や二之丸御殿が順次完成しました。
家康の第9子である徳川義直が初代藩主となり、その後、明治維新をむかえるまで約250年間、名古屋城は徳川御三家の筆頭である尾張徳川家の居城として栄えました。
第二次世界大戦中の昭和20年(1945)5月、名古屋空襲の際に、大・小天守閣、本丸御殿が焼失しましたが、三つの櫓(西北・西南・東南)、三つの門(表二之門、旧二之丸東二之門、二之丸大手二之門)と本丸御殿障壁画の1,047面は焼失をまぬがれ、国の重要文化財に指定されています。


 
金鯱
 
名古屋城にあってもっとも名高いのは金鯱です。城の大棟に鯱を掲げることは室町時代の前期、城郭形態の完成した頃から始まったと言われています。当時は火除けのまじないであったものが、後には城主の権威の象徴として大棟に飾られました。金鯱は尾張名古屋のシンボルとして昭和の世まで伝承されてきましたが、惜しくも第二次世界大戦の戦火により天守閣と運命を共にしました。しかし、昭和34年(1959)10月、天守閣と共に再建され、市民の前にその姿を見せるようになりました。


・・・つまり、戦国時代にはまだ、金鯱は無かったってことですか?
鬼のデザインですが、上半身の装甲は、龍騎達ミラーライダーやブレイドに近いですね。
皮膚が硬質化したような響鬼とはまったく異質。
下半身はまだ、響鬼に似ていますね。
装備帯は、羽撃鬼と同じような感じですね。
やはり、音撃鳴なのでしょうか?
音撃の際は、左右に持ったシンバル状の武器を叩き合わせて音を出すのでしょうかねえ。

・・・ここまで書いてきて、なんか疲れてきたなあ。
あまりにもテレビの鬼達とかけ離れているもので。
響鬼のデザインは、「変に鎧とかで覆わない肉体美みたいなので勝負する。同時に全身を筋肉繊維で覆うようなデザインを考えたんです」と云う事で、それがちゃんと理解できるシンプルでスマートな感じに仕上がりました。
しかし、今回のは違いますよね。
どうみても、鎧や装甲を装着した感じ。

お次は東京の歌舞鬼。
何故、東京で歌舞伎?
歌舞伎は、出雲の阿国が始まりとされているはず。
掲示板を見ていましたら、「東京→お江戸→カブキロックス→歌舞鬼」になったんじゃないかと書いあったのを見ましたが、今まで解説してきた鬼達がアレなんで、本当にそうかもしれん。
他の鬼も、

大阪→関西地方→西鬼
名古屋→金のシャチホコ→キラキラ→煌鬼
福岡→ソフトバンクホークス→鷹→飛ぶ→羽撃鬼
札幌→寒い→凍る→凍鬼

と書いてあったけれど、みんな本当にそうかも。
歌舞鬼はまるで戦隊モノに登場する悪の幹部みたいなデザインですね。
顔が左右非対称なのが特徴。
顔だけはかろうじて、響鬼達に近いですね。
音撃棒・烈火が黒くなったようなものを持ち、装備帯の中心部も、音撃鼓・火炎鼓に似ていますね。
歌舞鬼と云うぐらいだから、オーバーアクションを期待しましょう。

そして、札幌の凍鬼(トウキ)。
これは一番、ひどい。
北海道の人は怒っちゃうかも。
熊をモチーフにしているそうですが、北海道に白熊はいません!
グローブは威吹鬼にそっくりで、装備帯は響鬼にそっくりですね。
他の鬼より背が高いので、パワー系でしょうか。

もうね、仮面ライダーと云うよりも「地獄谷五人衆」ですよ。

地獄谷五人衆(仮面ライダースーパー1劇場版)

劇場版にて登場したドグマの精鋭怪人たち。それぞれ動物の動きを模した
拳法を使う。リーダーの大虎龍太郎(クレイジータイガー)以下、人間態と怪人態の両方を持っている。

鷹爪火見子(サタンホーク)
象丸一心斎(ゾゾンガー)
熊嵐大五郎(ストロングベア)
蛇塚ヒル夫(ヘビンダー)


なんか本気で不安になってきましたよ。
テレビ版の響鬼の良いところが、全てスポイルされている感じ。
確かにこれだけ濃い面子相手だと、響鬼も「忍者バージョン」で対抗しないといけませんね。
ん? そういやこの劇場用の鬼って、響鬼の味方なんでしょうかね。
どうもこいつらが、人間達の為に魔化魍を退治する正義の味方には見えないんですよ。

新聞には「謎の鬼」の事が書かれていませんね。
一説によると、このご当地ライダーが合体した姿らしいのですが・・・。
ここまでくると、鬼に変身する俳優達が誰かが気になりますね。
西鬼は北原雅樹さんだと既に分かっています。
さて、他も個性的な人達なんだろうなあ。
札幌の凍鬼が、大泉洋さんだったら嬉しいのですが(ホワイトストーンズ・・・)。
なんだかんだで、白倉P&井上脚本で大ハズレの作品は無いので期待しています。
14日に記者会見があるようなので、分かり次第報告します。

参照記事:劇場版「仮面ライダー響鬼 戦国大決戦」の玩具情報
http://kanzaki.sub.jp/archives/000664.html


2.初代ウルトラマン特捜隊再結成へ

nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050612-0005.html

初代ウルトラマンのハヤタ隊員を演じた黒部進(65)をはじめ毒蝮三太夫(69)二瓶正也(64)桜井浩子(59)の科学特捜隊メンバーが、TBS「ウルトラマンマックス」(7月2日スタート、土曜午前7時半)で共演することになりそうだ。 11日、都内で行われた「DVDウルトラマン コレクターズBOX」発売イベントに4人が出席。「マックス」には黒部と桜井の出演が決まっていたが、イベントで桜井が毒蝮、二瓶に“出演交渉”した。2人は「じゃ、出るよ」と快諾。特捜隊メンバー4人の久々の共演が実現しそうだ。

ウルトラマンマックスは、新しい作品としての意欲と云うよりも、昔のウルトラマンを懐かしむ人達による「リメイク」感がありますね。
ある意味、「お祭り」みたいなものだから、こういうのもアリかもしれません。

Posted by kanzaki at 2005年06月13日 23:57 | トラックバック (0)