●1分間菜根譚 差がつく実学教養(4) (1分間名著シリーズ)(著:洪 自誠、齋藤 孝)より
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original
人を信ずる者は、 人 未だ必ずしも 尽くは誠ならざるも、 己 は 即ち 独り誠なり。
人を疑う者は、 人未だ必ずしも 皆は 詐 らざるも、 己は則ち 先ず詐れり。
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「性善説か性悪説」につて、『菜根譚』ではこう説いています。
「人を信用する者は、人は必ずしも皆が皆、誠実であるとは限らないが、少なくとも自分だけは誠実であることになる。
(これに反して)、人を疑う者は、人は必ずしも皆が皆、偽り 欺くとは限らないが、少なくとも自分がまず偽り欺くことになる」
「性善説か性悪説か」と一般論的に二者択一を迫る前に「自分自身は誠実か誠実でないか」を問うのです。
人間は時に善人、時に悪人と変転するものです。
善悪を決めつける前に、まず自分が誠実であれば、相手も心を許すのではないでしょうか。
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【コメント】
人生も後半になると、もうワガママになってよいと考える人もいます。
これには、きちんとした人格が備わっているのが前提です。
その人格が、ワガママにリミッターをかけますから、常識の範囲内で行動するようになります。
死ぬ前だからこそ、きちんと毎日を生きたいと考えるのは私だけでしょうか?
大げさな日々とは無縁であっても、静かに凛とした姿勢で生きたいものです。
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