●1分間論語 差がつく実学教養(6) (1分間名著シリーズ)孔子(著:齋藤 孝)より
孔子は「 君子 には九つの思うことがある」と、リーダーの心得についてわかりやすく九つにまとめています。
「見る時には明(はっきり見ること)を思い、
聴く時には聡(もれなく聞くこと)思い、
顔つきは温(おだやかであること)を思い、
姿・態度については恭(うやうやしく控えめであること)を思い、
言葉については忠(誠実であること)を思い、
仕事には敬(慎重であること)を思い、
疑わしいことには問(問いかけること)を思い、
怒る時には難(その後の面倒)を思い、
利得を目の前にした時には義(公正な道義)を思う」
「君子」は「学識・人格にすぐれた高徳の人物」「政治を行う高位・高官の人」といった意味ですが、現代的には模範的なリーダーと考えてもいいでしょう。
リーダーには威厳と思いやりの両方が必要不可欠です。
何より言行が正しくなければ、部下が納得しません。
成果さえ上げればよいのではなく、孔子が挙げた九つの条件を一つずつ振り返り、常に反省して自らを正すことが求められます。
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【コメント】
そんな模範的なリーダーなんて、そうそう見当たらないわけでして・・・・・・。
自分がそれをやってみようと思っても、どこかを押さえれば必ず、どこかが飛び出てきます。
目指しすぎると、どこかで「完璧主義の罠」に陥り、0か100の極端な思考になります。
そしてほとんどの人は、0・・・・・・つまりやめてしまうのです。
精神論は、クルマのハンドルみたいなもの。
ちょっと右にそれたら、ハンドルを左へ戻す。
けれど、極端にハンドルを回したら危ない。
ちょうどいい塩梅の運転。
そういう気持ちで考えるとよいのかなと思います。
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