●世界一流エンジニアの思考法 (著:牛尾 剛)より
※米マイクロソフトの Azure Functions プロダクトチームのシニアソフトウェアエンジニア。
シアトル在住。
ここでのディスカッションの目的は、「お互いが持っている意見を交換して、知識や考えを深めること」。自分のわかってなかったこと、気づいていなかったことを知ることができる楽しい機会と捉える。
一方的な情報伝達の会議はほぼなく、定例会議などの多くがディスカッション形式で進行する。
同じ資料をシェアするにせよ、 その場でフィードバックがあるディスカッションは、短い時間で相当高い知識と理解を深めることができる。
必ずしもその分野をよく知っていなくても、知識ゼロでもディスカッションへの参加は可能だ。
気の利いた意見を言えなくてもいい。
「この部分が僕は理解できないんだ」「この用語ってどういう意味?」と、質問するだけでも十分に有意義な参加となる。
ディスカッションは「どちらが正しいか」はどうでもよく、「自分の考えを自分なりに深めるための行為」なので、初心者こそやったほうがいい。
コツは、「間違えたら恥ずかしい」という感覚は一切捨てる こと。
技術イケメンたちだって、「知らないものは知らない」し、「間違えているものは理解が浅い」だけであって、それを恥とは思っていない。
知ったかぶりをするほうがよっぽどかっこ悪いし、後でこっそり調べるのも生産性的には本当に無駄な作業だ。
理解できるまでその場で突っ込んで聞いたほうが、すぐにバリューが出る。
※※※※※
【コメント】
「間違えたら恥ずかしい」という感覚は一切捨てる。
私もそういうスタンスです。
自分が全く知らない分野について、仕事に携わることもしばしばあります。
私はそういう時、どんどん質問します。
初心者レベルの質問だってします。
算数や数学と同じで、初歩でつまずくと、後半の難しいレベルに全くついていけなくなります。
それだったら、さっさと聞いた方がいい。
それに対して回答ができないような人は、知識は深いでしょうが、それは「プロではない」。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |