2025年05月19日

賢者の振る舞い

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●おしえて出口さん!──出口が見えるお悩み相談(著:出口 治明)より

※ライフネット生命保険株式会社創業者

【質問】

ビスマルクの
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。
私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む」
という言葉が昔から気になっているのですが、私には賢者の振る舞いができた記憶がついぞありません。  
出口さんには、こうした経験はございますか?


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【回答】

ビスマルクの言葉は、時間軸の話をしているのだと思います。


人間が経験できる時間、働いている時間はだいたい 40 〜 50 年くらいのものです。
その間にもしリーマン危機や東日本大震災が起こらなければ、学ぶことができません。

ビスマルクは、歴史から学べば人間の歴史は5500年くらいあるわけですから、その間には必ずリーマン危機や東日本大震災のようなことが起こっているので学ぶことができると、こういう時間軸の話をこの表現でしているのだと、僕は理解しています。


僕は人に会うとき、あるいは飲みに行くときは、面白いかどうかだけを基準にしています。
その人と会って話をして、面白ければまた会いたいと、飲んで楽しければまた会いたいと思う。

誰でも自分が面白いと思う人、楽しいと思う人に会っていれば、賢者の振る舞いが自然とできて、他人から学ぶことができると思います。


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【コメント】


「賢者の振る舞い」をAI検索するとこんな回答になります。


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賢者の振る舞いとは、物事の道理を深く理解し、知的な判断力で物事を進める姿勢のことです。
これは、知識や学問を追求するだけでなく、人間関係を築き、周囲を導く、知的なリーダーシップを指すこともあります。


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実際にその通りできる人がどれぐらいいるのでしょうかね。
私にはできません。


とりあえず、「悪いことはしない」「過剰にならない程度に真面目に生きる」というところでしょうか。
そういう姿勢だけは貫きたいです。


「感情的にならない」「失言をしない」も意識したいところですが、その時の状況によっては難しいこともありますよね。


別段、資格とかはどうでも良いのですが、その時の時流に沿った学びは続けたいものですね。
今だと、AIの活用方法でしょうかね。

Posted by kanzaki at 06:46
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