2025年05月22日

天知る、地知る、我知る、人知る

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●おしえて出口さん!──出口が見えるお悩み相談(著:出口 治明)より

※ライフネット生命保険株式会社創業者


【質問】

「他人と自分を比較する」ということ自体は、どうしても避けられません。
中流階級ならではの生き方って、何なのでしょうか。


【回答】

「済んだことを愚痴る。
人をうらやましいと思う。
人にほめてほしいと思う。
人生を無駄にしたければ、この3つをたくさんどうぞ」
という言葉がとても好きです。

済んだことは、絶対に変えられません。
人間が変えられるのは未来だけです。
人間は全員、生まれつきの才能や置かれている環境などに違いがあります。
平等などということは、世の中にはひとつもありません。

人にほめてもらわなくても
「天知る、地知る、我知る、人知る」
(隠しごとや悪いことは必ず発覚する、という意味)
ですから、自分が正しいことをやっていれば他人の評価はどうでもいいことだと。
そういう意味で、この言葉が大好きです。

これからどのように生きていきたいのかということを考えて、その実現のために一所懸命頑張れば、人と比較する必要がないということが身をもってわかってくるのではないでしょうか?


※※※※※


【コメント】


自分というものを主軸に置く。
自分で考え行動する。
それを一生懸命に黙々とこなす。
そういうことでしょうかね。


SNS全盛の時代。
知らない人に多くの「いいね」を押してもらうことに満足する人が多いです。
最初は良いのですが、そのうち維持することが苦痛になってくる。


そして、現実の自分の生活は、それとは関係なしにおかまいなく進んでいく。
心の維持が難しくなる。


単純に、自分が正しいと思えて、尚且つ楽しいことを現実世界で見つける。
他人がそれを知らなくても構わない。
まずは自分。
自分です。

Posted by kanzaki at 06:53
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