2025年05月30日

「間違えたら恥ずかしい」という感覚は一切捨てる

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●世界一流エンジニアの思考法 (著:牛尾 剛)より


※米マイクロソフトの Azure Functions プロダクトチームのシニアソフトウェアエンジニア。
シアトル在住。


ここでのディスカッションの目的は、「お互いが持っている意見を交換して、知識や考えを深めること」。自分のわかってなかったこと、気づいていなかったことを知ることができる楽しい機会と捉える。


一方的な情報伝達の会議はほぼなく、定例会議などの多くがディスカッション形式で進行する。  
同じ資料をシェアするにせよ、 その場でフィードバックがあるディスカッションは、短い時間で相当高い知識と理解を深めることができる。

必ずしもその分野をよく知っていなくても、知識ゼロでもディスカッションへの参加は可能だ。
気の利いた意見を言えなくてもいい。
「この部分が僕は理解できないんだ」「この用語ってどういう意味?」と、質問するだけでも十分に有意義な参加となる。

ディスカッションは「どちらが正しいか」はどうでもよく、「自分の考えを自分なりに深めるための行為」なので、初心者こそやったほうがいい。  
コツは、「間違えたら恥ずかしい」という感覚は一切捨てる こと。

技術イケメンたちだって、「知らないものは知らない」し、「間違えているものは理解が浅い」だけであって、それを恥とは思っていない。
知ったかぶりをするほうがよっぽどかっこ悪いし、後でこっそり調べるのも生産性的には本当に無駄な作業だ。
理解できるまでその場で突っ込んで聞いたほうが、すぐにバリューが出る。


※※※※※


【コメント】


「間違えたら恥ずかしい」という感覚は一切捨てる。


私もそういうスタンスです。
自分が全く知らない分野について、仕事に携わることもしばしばあります。


私はそういう時、どんどん質問します。
初心者レベルの質問だってします。


算数や数学と同じで、初歩でつまずくと、後半の難しいレベルに全くついていけなくなります。


それだったら、さっさと聞いた方がいい。
それに対して回答ができないような人は、知識は深いでしょうが、それは「プロではない」。

Posted by kanzaki at 07:04
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