2025年05月27日

人によく思われようとする

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●「おいしい人生」を生きるための授業(著:出口 治明)より


※ライフネット生命保険株式会社創業者


人生を無駄にする三つの行動があります。


それは、
「済んだことを悔やむ」
「人をうらやましがる」
「人によく思われようとする」
の三つです。


三つ目の「人によく思われようとする」ことがなかなか厄介です。

人によく思われたいから、失敗する姿を人に見せることを嫌って、チャレンジしなくなっていくのです。
そのうちに八方美人的な振る舞いになり、自分の思いと行動が離れていきます。  
そうすると、好きなことをして生きていけなくなってしまう。これは苦しいですよね。
幸せに生きていくというのは、好きなことをして生きていくことですから。

教科書に名前が残っているような人でも、いろいろなことにチャレンジして、 99 パーセントは失敗している。むしろ失敗するほうがふつうなのです。

忘れてほしくないのは、 99 パーセント失敗するからといって、チャレンジをやめないでほしいのです。
99 パーセントが失敗するとしても、チャレンジしなければ世界は変えられません。

簡単な算数ですが、 誰もチャレンジしなくなると、1パーセントの成功もなくなってしまいますよね。


※※※※※


【コメント】


「人によく思われようとする」を単純に人生の無駄とは、なかなか言えません。


「思いやり」「気遣いをする」ことの中には、互いの関係を良好にする作用があります。
ニュアンス的にそれとは違うよと言われても、表面上は同じですからね。


人としてきちんとした姿勢を続ける。
最初はネガティブな理由から始まったとしても、それは人を良くしていくのではないでしょうか。
見た目から入っていくのもありかと。


職場の悩みの根幹は「人間関係」。
八方美人になる必要はありませんが、相手との関係を良好にする努力は必要だと思います。

Posted by kanzaki at 2025年05月27日 07:00