●AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣 トップ5%シリーズ(著:越川慎司)より
会議の発言をAIで文字起こしし、テキストマイニングという分析手法で解析したところ、5%リーダーは 指示代名詞を使う頻度が極めて低いことが判明しました。
「あれ」「これ」「それ」 といった指示代名詞です。
指示代名詞を使ったほうが発言時間を短くできますが、5%リーダーは、相手に確実に伝わることを目ざすので、丁寧に表現をしている 印象を受けました。
この「伝わる」と「伝える」の差が、一般的な管理職との比較で明確となりました。
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相手を主役にして自分の思いが伝わることを目ざす5%リーダーは、相手に話させることを心がけています。
相手に話させてその反応で、自分の発言が相手に伝わったかどうかを判断します。
5%リーダーは相手の反応を敏感に感じとるので、相手が理解してなかったり自分の思いが伝わってなかったりすると、話し方を柔軟に変えていきます。
5%リーダーは 形容詞や副詞を一般的な管理職よりも 20%ほど多く使っている ことがわかりました。
事象や状況を説明するときに形容詞や副詞を多く使っていた のです。
該当シーンをいくつか録画データで確認したところ、 その情景が浮かんでくるような説明 をしていました。
そして、 自分の頭の中にあるイメージ(画像) と同じものを相手にもイメージさせること を目ざして言葉を選んでいる方もいました。
彼らは 言葉という手段を使って同じイメージを伝送し、相手の頭に思い浮かばせることを目ざしていた のです。
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【コメント】
自分の考えや情報をいかに相手に理解してもらえるか。
そこに苦心し、工夫を重ねているわけですね。
歳を重ねると記憶力が衰えるのか、「あれ」「これ」「それ」を多く使います。
互いが同じ環境にいれば案外、 指示代名詞だけで伝わります。
しかし、ビジネスの場ですと、そうもいってられない。
最近、会話に「主語」が無い話し方をするも増えました。
これも、互いが同じ環境ならばまだ理解できますが、全く異なる環境の人と会話する場合は、致命傷になることもあります。
指示代名詞と同じく、相手に勘違いさせるような話し方はしないほうが無難でしょう。
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