●AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣 トップ5%シリーズ(著:越川慎司)より
一般社員および一般的な管理職の依頼文章はまず、「やるべき・やって当然」 という前提で書かれていることが多く、それを受け取った相手から 共感されにくい のです。
相手に 強制的に行動させるパターンの依頼文書では、それに従わない人が多く出てしまうのが現実です。
(例文記載)これは、ある精密機器メーカーで実際に展開された依頼文ですが、この指示に従う人は 21%でした。
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事態を改善すべく、その上司にあたる経理リーダーが、依頼文を変えるようアドバイスをしました。
まずはじめに「相手のメリットを入れて引き込み、具体的なアクションを説明し、最後にそのアクションをすることの障壁を下げる」 という構造です。
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そのアドバイスを受けて、実際に修正した依頼文は次のとおりです。
「経費の支払いオペレーションを自動化するために、今後経費精算には承認者の氏名を入力してください。
承認者の氏名は、このリンクをクリックしていただけると、すぐに確認ができます」
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この依頼文に変えたところ、同じ精密機器メーカーでは、指示通りにアクションを起こしてくれた人が 78% に増えました。
冒頭で相手のメリットを入れてその気にさせて自分ごと化し、具体的なアクションを指示して、最後に行動障壁を下げるというパターンが多くの人を動かしたのです。
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こういった巻込力をもったメッセージは他でも真似ができます。
「冒頭に相手のメリット、具体的なアクション、最後に行動ハードルを下げる」
この3つの構造を他のクライアント企業でも展開したところ、その指示に従う人は確実に増えていきました。
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【コメント】
この文章の構造は良いですねえ。
シンプルで、相手が行動しやすいです。
未だに、公文書のような書き方をする人がいます。
しかし、それでは我々一般人には響きません。
響かないということは、行動してくれません。
伝えることばかり意識して、それを受け取る方の感情を意識しない文章は駄文です。
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