●齋藤孝の 知の整理力(著:齋藤孝)より
かのアインシュタインは、「常識とは、その人が 18 歳になるまでに獲得した偏見のコレクションである」という言葉を残しています。
「人はみな裏切る」「どんな人も本性は善だ」などといった極端な考えにはリスクが伴います。
あまりにも偏った考え方で凝り固まった人は、決して知性的な人とは言えません。
知性があるということは、「頭が柔らかく、いろいろなものに対して柔軟に対処ができる」ということです。
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(読書のメリットとして)
偉大な他者の思考を自分のものとして取り入れ、「自分の中にさまざまな偉大な他者が住んでいる」状態を構築する。
そして、何か問題や課題が発生したとき、「偉大な他者がその都度助けてくれる」ようにするのです。
本を読むことによって、論理と直感という、相反する考え方に優れた他者の思考を両方とも頭の中に住まわせていれば、この問題は論理的に解決しよう、あの問題は直感を信じようというように、ケース・バイ・ケースの判断ができます。
問題や課題の内容に合わせて、偉大な他者の思考を自在に使い分けることができる。
そんな人が、知性がある人なのだと思います。
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【コメント】
読書によって得られるものは、頭の中に、孔子やアインシュタイン、スティーブ・ジョブズなどの過去の偉人たちに議論してもらえるようになることです。
私は小説は読まないですが、人によっては小説の登場人物も、その議論に加わるでしょう。
つい直感・・・・・・というか感情だけで行動しがち。
合っていればよいですが、そうとも限らない。
特に相手がいる内容ならば、理知的に考え、円滑に進めていけるようになりたいものです。
だから、頭の中に偉人たちが住んでもらえるように、読書をしましょう。
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