監督:松居大悟
原作:法条遥
出演:池田エライザ、阿達慶、橋本愛
【あらすじ】
高校3年の夏、美雪の学校に保彦という少年が転校してくる。
ある小説に憧れて300年後からタイムリープしてきたという保彦と秘密を共有することになった美雪は、彼に恋をする。
7月21日、美雪は保彦にもらった薬を使い、10年後の自分に会うためタイムリープする。
未来の美雪は過去の自分に、自身の著書だという本を見せるが、それは未来で保彦が出会う小説だった。
過去に戻ってきた美雪は、この夏の保彦と自分の物語を書いて時間のループを完成させることを約束し、未来へ帰る保彦を見送る。
10年後、ようやく本を出版した美雪は、過去からタイムリープしてくるはずの自分を待つが、なぜか一向に現れない。
謎を探るなかで同窓会に参加した彼女は、同級生から驚きの真実を知らされる。
2025年製作/127分/日本
配給:バンダイナムコフィルムワークス
劇場公開日:2025年6月13日
(予告編)
※※※※※
【感想】
主役の池田エライザさん、大画面のドアップにも耐えられる美貌。
この人は本当に美人さんなんですねえ。
しかし後半になると、その存在が薄くなります。
この作品で描かれるタイムリープは、主人公と未来から来た男の子だけの話しではなくなるから。
そして、橋本愛さん演じるキャラの方がクセが強いので、「これ、橋本さんが主役?」と思うぐらいです。
主人公はキャラが薄いし、このタイムリープ事件の脇役なんですよね、正直。
※
最初の25分ぐらいは、「時をかける少女」の要約版です。
尾道をロケした作品ですし、ラベンダーの香りも出てくる。
ここまで、同じでいいの?と思うぐらい。
「時をかける少女」の二次創作マンガみたいなノリでした。
否、藤子不二雄短編集みたいな感じかな?
タイムリープに失敗し、同じ未来人の男の子が、同じ学校に同時に30人以上登場。
(それを知っているのは、相談にのってくれた同級生の男の子だけ)
クラスの全員、男女関係なく付き合うという、無謀な内容です。
もう、あのシーンから目が点になりました。
設定がギャグテイスト。
いくら相手の記憶を消す能力があったとしても、同じ学校内でそれは無理があるだろうに・・・。
主人公は、本当の主人公じゃないですからねえ。
本当は、橋本愛。
原作は未読なので分かりませんが、主人公目線ではなく、別の登場人物目線の方が面白かったかも。
橋本愛演じるキャラを主人公目線にしたり、相談にのってくれた同級生の男の子目線の方がしっくりくる。
こういう、秘密を共有するSF恋愛モノは、少人数のほうが良いのかも。
クラス全員で共有してしまってからは、話しが薄まってしまったように思います。
2時間を大きな波も無いのに見せつけるのは、さすがこの監督だなあ。
同監督は、10月に杉咲花さん主演作も公開するので楽しみです。
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