2016年06月21日

新潟市で開催された「AKB48 45thシングル 選抜総選挙」のコンサート&総選挙を現地で観てきた感想(2)

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(なんて俺得なメンバー陣)

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●前回の記事:新潟市で開催された「AKB48 45thシングル 選抜総選挙」のコンサート&総選挙を現地で観てきた感想(1)
http://kanzaki.sub.jp/archives/003625.html


・昼のコンサートが終わり、お客様は全員、会場から一旦退場させられました。
夕方から行われる選抜総選挙の会場作りのためです。
やはり一斉に退場するのは、混雑して時間がかかりました。
入退場するゲートが少ない・・・というか1ヶ所しか無かったように思います。
誘導のしやすさとかを配慮したのかもしれません。
混雑して時間がかかったとはいえ、誰一人ぐちも言わず、押したり邪魔したりする人はいませんでした。
みなさんがマナーを守って行動していて、大変感心しました。
むしろ、あれだけの人数にしては、スムーズな移動だったのかもしれません。


・コンサートの時、上の方の座席の暗幕を取り外す作業等のせいか、再入場の時間が遅れるアナウンスがありました。
当初、15時30分をめどに再入場の予定でしたが、16時を回りました。
選抜総選挙は、夕方17時から開始しました。


・再入場までの間、炎天下なので、みなさん木の陰などで休む人が多かったです。
その時間を利用し、がんばってグッズを購入する人ももちろん大勢いました。
お客様の服装ですが、選抜総選挙のTシャツや、推しメンのTシャツが多かったです。
もちろん、NGT48のTシャツも多かったですよ。
推しメンのTシャツは、とてもシンプルなものばかりで、数字とアルファベットだけのデザインばかりです。
昭和時代みたいな痛いデザインではなく、普通に着られるものばかり。
やはり、指原莉乃さんのファンが多く、専用の黄色いTシャツが目立ちました(しかも、グループ行動しているので余計に目立つ)。


・待っている間、まわりを見ると、山田彩乃さんがいました。
‎2013ミス・ユニバースジャパン大会の日本代表になった人です。
フジテレビ系列NST(新潟総合テレビ)の番組「八千代コースター」のレギュラーなので、新潟ではおなじみの人です。
もの凄く背が高くてスタイルが良く、しかも高級バーのカウンターで飲んでいそうな黒いドレスを着ていたので、よけいに目立っていました。


・夕方17時から、選抜総選挙がはじまりました。
17位まで、16名単位で呼ばれて、ステージ上にて司会の徳光和夫さん・木佐彩子さんがマイクを向けてスピーチをする形です。
選抜16位以上と違い、一人ひとりが短くてテンポが良く、テレビ中継のあった19時までに十分間に合いました。
歌やダンスなどはなく、夜21時30分まで、80名のスピーチが続きます。
会場に来るまでは、延々と聞いているのは大変だなあと思ったのですが、まったくそんなことはありませんでした。
むしろ、時間があっという間に感じるぐらい、有意義でした。
醜態をさらしたり、だらだらと話し続ける人は殆どいなくて、みなさんお若いのに、とてもスピーチが上手でした。
ネガティブな内容は、聞いている方が嫌になるのですが、多くの人が、感謝とこれからの頑張りを語っていたので、こちらも笑顔になれます。


・選抜総選挙の開始早々、NGT48のエース・加藤美南さん(第76位、13,571票)が呼ばれました。
泣きじゃくりながらも感謝の言葉を伝え、さらにお得意のアクロバットで前転宙返りをやってました。
足にテーピングをしていたし、感情が高まっている中でも、ちゃんとできてしますのは流石です。
もしかしたら、「地元開催なのに76位? 低くない?」と思うかもしれませんが、全然違います。
むしろ、CDメジャーデビュー前の最初の総選挙でランクインしたのは、もの凄い快挙なのです。
NGT48のひとつお姉さんであるHKT48は、CDメジャーデビュー前の選抜総選挙でランクインしたのは、宮脇咲良さん(今年6位)だけでした。
宮脇さんは、第4回の選抜総選挙で47位(6,635票)でランクイン。
順位こそ、加藤美南さんの方が下ですが、投票数は約2倍です。
CDメジャーデビュー前からランクインしたのって、あとはNMB48の山本彩さんや、SKE48の松井珠理奈さん、松井玲奈さんとか限られた超エース級ばかりです。
今でも既に、本店AKB48のシングル曲に加わっているのですから、今後はさらに飛躍が期待されますね。
ただし先輩方を見ての通り、恐ろしいほどのプレッシャーの中で戦わなくてはいけないのです。
しかし、他のメンバーにはない、特技のアクロバットパフォーマンスや、全国大会にも出たバトントワリングという武器もあり、心身ともに大舞台で戦える能力がありますから大丈夫でしょう。


・今回の選抜総選挙、私は全て、加藤美南さんへ投票しました。
地元民はそういう人が多いのではないでしょうか?
現地でも、当日の投票は、加藤美南さんへお願いする人が至る所にいました。
開催地の出身で、NGT48のエース&センター候補ですからね。
速報で圏外だったことから、加藤美南さんへ投票した地元民は多かったのではないでしょうか。
上記のとおり、CDメジャーデビュー前の最初の選抜総選挙は、そのグループから一人でもランクインするのすら至難の業だとファンなら知っています。
選抜総選挙は、選挙対策本部と太ヲタがカギを握ります。
まだNGT48には、北原里英さん・柏木由紀さんを抜かし、そういうのは見かけません。
だからそれぞれが独自に、「加藤美南さんへ一点集中」と思ったのではないでしょうか。
速報では、中井りかさん、荻野由佳さんが90位代にランクインし知れ渡りました。
CDメジャデビュー前に、この新人3人が認知されたことで、他のグループファンからも、NGT48が注目されるようになりました。
さらに、選挙期間中に行われた「SHOWROOM(ショールーム)」での各メンバーの個人配信によって中井りかさん、奈良未遥さん他、多くのNGT48メンバーが他グループファンから注目されました。


・テレビで選抜総選挙は、19時から放映が開始されました。
16位以上の超人気メンバーが呼ばれていきます。
テレビでは放映されなかったかと思うのですが、その直前に、司会の徳光和夫さんが、少し長めのお話しをしました。
ここ新潟の良さと、NGT48メンバーについてです。
ここまでNGT48は、加藤美南さん以外は呼ばれませんでした。
もうこれ以降、北原里英さん・柏木由紀さん以外に呼ばれることはまず無い。
正直、メンバーは意気消沈です。
新潟の良さを語った後、徳光和夫さんは、新潟駅に貼られていたNGT48各メンバーの選挙ポスターについて触れました。
そのポスターに書かれていた言葉の良さと意気込みを大変褒めていました。
他のグループもいる手前、直接的には言えませんでしたが、頑張れと励ましていました。
さらっと語れるのは、さすがだなあと思い、その気遣いにちょっと泣きそうになりました。


・12位のキャプテン北原里英さんのスピーチは、昨年にも増してよかったです。
ここ「新潟」を好いてくれて、とてもアピールしてくれていましたね。
今までの各グループの本拠地と違い、小規模で目立たないこの土地をこんなにもよく思ってくれて嬉しいです。
私の座席は新潟の人が圧倒的に多かったので、終始拍手していました。
「ファンの皆様と同じくらい大切なものが私にはこの1年でできました。去年、総選挙をやっていたときにはまだ出逢っていなかったメンバー達です。新しく家族ができた気分なんです」と語りました。
巨大モニターには、メンバー達の泣きじゃくる顔(特に、なぜか山田野絵さんをよく抜く)に、お客様も拍手喝采。
「メンバーを絶対に幸せにする」と語った姿は頼もしかったなあ。
帰宅してからテレビで再度観たけれど、やはり現場で直接聞いたほうが、心に響きます。
このスピーチを生で聞けて本当によかったです。


・キャプテン北原里英さんがお母さん目線ならば、兼任の柏木由紀さんはお姉さん目線のスピーチでしたね。
あたたかく迎えてくれた新潟への恩返しという言葉や、はじめて選抜総選挙に出た若いNGT48のメンバーへ「この総選挙には弱い自分を強くしてくれる魔法がある」と伝え、愛おしく思っていることを語っていました。


・今年、NGT48劇場がオープンしたばかりで、まだCDメジャデビュー前なのに、新潟開催で大丈夫なのかなと思っていましたが、むしろ、北原里英さんや柏木由紀さんのスピーチを聞くに、この最初の大切な時期に開催できて良かったのだと思いました。
NGT48のメンバーにとっても、地元民にとっても。
新潟県知事や新潟市長は、NGT48のラジオ番組に出演するほど、このグループに目をかけてくれていますから、ものすごい行政のバックアップで開催できました。
きっと、過去の大都市での開催は、もっときらびやかで派手なものだったかもしれません。
けれど、田舎の新潟は新潟なりに、お客様をもてなしました。
新潟駅の南口(地元民は、駅南(えきなん)と呼ぶ)では、広くはありませんが、選抜総選挙の特設広場を作りました。
新潟駅から会場まで、数メートル間隔で、選抜総選挙とCD「翼はいらない」ののぼりを設置していました。
のぼりの設置は、もの凄い根気と労力だったと思います。
バスの中で、その光景を多くの人がまじまじと眺めていました。
現地では、AKBグループのグッズ販売だけではなく、新潟の名物などを販売し、多くの人が買い求めていました。
「ぽっぽ焼き」、「みかづきのイタリアン」、「桃太郎(ガリガリ君みたいなアイス)」、「タレカツ丼」など、地味だけれど地元民のソウルフードを県外の方が食べてくれました。
小規模な地方都市でも、アイドルで盛り上がれるという証明になりました。
NGT48劇場があるのですから、これからもまた、新潟に足を運んでもらいたいです。
とても良い一日でした。
帰宅してから呑んだ日本酒「久保田」は、格別の味でした。


(CDメジャーデビューも、雪国新潟のイメージだといいですね。長岡花火のイメージでもいいかも)

Posted by kanzaki at 23:23
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